神奈川県・黒岩知事が定例会見5月12日(全文4完)トンネルのイメージとは違う
親が感染したときの子ども受け入れ施設は?
東京新聞:東京新聞の石原です。親御さんが感染したときのお子さんの受け入れについてですけれども、児童相談所のほかの2つの成光学園とおおいそ学園、これは児童養護施設になるんでしょうか。 黒岩:どうぞ。 長谷川:子ども家庭課長です。成光学園は児童養護施設、おおいそ学園は児童自立支援施設になります。 東京新聞:そうするとお子さんの対象年齢がちょっと違う。それぞれの年齢ごとに受け入れ先が決まるという、そういうイメージでしょうか。 長谷川:成光学園とおおいそ学園で特に年齢による区分けみたいなことは考えていません。どちらも独立した建物のほうでお預かりしますので、そこはお子さんの状況とそれぞれの施設の利用状況を踏まえて振り分けたいと思っています。 東京新聞:分かりました。小さなお子さんは病院でということですけど、乳児院での受け入れは難しかったということなのか、なぜ小さなお子さんは施設ではなく病院になったのか、そこはいかがでしょうか。 黒岩:小児の病院というのは今回のコロナだけではなくて、こういったことがありうるんですね。ですから初めての経験というよりも、もともとスタッフにはそういう覚悟ができているといったことがありますので、そこはお連れすれば皆さん安心していただけるのかなと思ったところですね。 東京新聞:乳児院で難しかったからというわけではないっていう理解でいいですか。 黒岩:乳児院も、別にそうじゃなくて、小児医療機関で受け入れるといったこと、これで十分対応できるだろうなと思ったからですね。
フェーズ0でも重点医療機関の指定を維持するのか
東京新聞:分かりました。あと神奈川モデルについて1点伺いたいんですけれども、今フェーズが1、そこから0に戻すっていうお話ですけれども、その0で、ちょっと今手元にないんですけど、表を見たときに確か0の場合は、みんな感染症指定医療機関に入院というような形になっていたかなと思うのですが、この先も、あくまでもあのモデルの0と1を行き来するようなイメージなのか、それとも重点医療機関はそのままキープしたまま、もうちょっと違う形っていうのもあり得るのかななんて思ったりもするんですが、いかがでしょう。 黒岩:基本的には、やはり重症患者の数ですね。確か20が1つの境目だったと思いますね。中等症患者は100ですね。これが境目になっています。だからこれがフェーズ1にしたときも、両方とも数字がなっていたわけじゃなくて、総合的に判断してフェーズ1にしたわけですね。ですからこれからも、フェーズ1がフェーズ0にそのうちなるでしょうけども、フェーズ0になったものがまたフェーズ1に戻ってくるということが十分あり得るというふうに思っています。 東京新聞:フェーズ0になっても重点医療機関の指定とかをそのまま残しておくという理解でよろしいですか。 黒岩:当面はそうなるでしょうね。 東京新聞:分かりました。 黒岩:はい、どうぞ。