神奈川県・黒岩知事が定例会見5月12日(全文4完)トンネルのイメージとは違う
トンネルというイメージとは違う、とは?
記者:今のところだと思うのですが、先日テレビに出演されたときに、大阪の吉村知事が出口戦略に関して、トンネルを出ないというような言葉を使われて、それに対して黒岩知事はトンネルというイメージだと違うという話をされたと。これはやはり自粛ムードじゃなくて、これから緩んでしまうのを警戒してっていう理解でよろしいですか。これについて、もうちょっと詳しくご説明いただけますか。 黒岩:そうですね、まさにそのとおりですね。トンネルを出るという、出口戦略ですね。出口っていった。なんか出口があって、ぱっと開けてくるイメージというのを持ちがちですよね。トンネルを出るといったら、トンネルの中は真っ暗だけれども、外に出たら明るい世界が待っているっていう、これトンネルですよね。そういうものじゃないっていう感じがすごくするわけですね。 だからトンネル、出口論は、ちょっと私は違うと。トンネルを出たと思っても、すごく薄暗い状況があって、それでちょっと明かりが差してきて、ああ、明かりが差したかなと思うと、また暗くなってとかという、そういうのがしばらくやっぱり続いていくっていうふうに私は受け止めていますから。だから何かの基準に到達したら、ぱっと明るくなるという、それは違うと思うんですよね。 NHK:ほか、いかがでしょうか。では、なければ終わります。どうもありがとうございました。 黒岩:ありがとうございました。 (完)【書き起こし】神奈川県・黒岩知事が定例会見5月12日