男子ツアーの予選会に女子選手が初挑戦 LPGAプロテスト受験中の寺西飛香留
◇国内男子◇ファーストQT Supported by SMBCモビット(28日)◇富岡倶楽部(群馬県)◇7000yd(パー72) 【画像】男子下部ツアーに初挑戦した横峯さくら 来季の国内男子ツアー出場を競う予選会(QT)のファーストステージに、女子の寺西飛香留(てらにし・ひかる)が参戦している。女子選手が男子QTに出場するのは史上初。富岡倶楽部会場で82位に入れば「ツアープレーヤー」として登録され、来季は初の女性ツアープレーヤーとして主催者推薦で少なくとも6試合に出場できる。 寺西は「アマチュア資格を放棄した者」の資格で、全8会場で行われるファーストステージのうち、富岡倶楽部(8月27日~30日)会場で出場。2日目(28日)を終えて通算4オーバー63位タイとなっている。4日間プレーして各会場の上位者(全8会場の上位32%、富岡倶楽部会場では29位まで)が、10月22日からのセカンドQT(全5会場)に進出。11月26日からのサードQT(全3会場)、12月3日からのファイナルQT(下関ゴールデンクラブ)を経て、上位者が来季レギュラーツアーに出場できる。寺西がファイナルQTに進出した場合、男子選手と同様来季の出場が可能になる。 寺西は兵庫県出身、2000年生まれの23歳。これまで台湾女子ツアーなどに参戦し、今季日本女子プロゴルフ協会のプロテスト第1次予選(D地区・能登カントリークラブ/7月24日~26日)を3位タイで通過した。第2次予選は9月に3地区であり、最終プロテストは10月29日から茨城県の大洗ゴルフ倶楽部で実施される。 <国内男子ツアーファーストQTの出場資格> ・2023年度のファーストクォリファイングトーナメント、又はセカンドクォリファイングトーナメントに出場した者 ・1999~2022年度クォリファイングトーナメントに出場した者 ・アマチュア資格を放棄した者 ・日本ゴルフ協会ハンディキャップ3.0以内の者及びUSGAか各国ゴルフ協会採用のハンディキャップシステムに基づくハンディキャップ3.0以内の者(ハンディキャップを証明する書類を提出) ・日本国内の高校ゴルフ部在籍経験者(学校が認めた部活動に3年間在籍)、又は大学ゴルフ部在籍経験者(全日本学生ゴルフ連盟に4年間在籍)で、所属責任者の署名捺印を受けた者 ・その他上記以外でJGTOが承認した者