「まさかうちの子が…」小学校受験の“不合格”子どもにどう伝えるのが正解? 先輩ママのリアルな声は
(2)少し濁して伝える
子どもの性格や状況(仲の良いお友達だけが合格しているなど)を考えて、少し濁して伝える方も。 ・本当は試験で不合格だったけれど、抽選で外れたと伝えた。 ・結果は学校の先生にしかわからない、と濁した。 5歳6歳にもなると、親が思っている以上に、まわりの状況を理解していることもあります。小さな心でいろんなことを受け止めている姿は、親にとっても辛いもの。子どもの性格や状況をよく見て、その時にいちばん適切な声かけをしてあげることが大切だなと感じました。
(3)合否は伝えない
そもそも最初から、合否があることを伝えていない方も多くいらっしゃいました。 ・合否があることは、最初から伝えていませんでした。テストの結果、ママとパパと学校の先生で、入学する学校を1つ決めるね!と伝えてありました。 ・試験前から「あなたにぴったりの学校を、先生に決めてもらう」と話していました。結果がわかった後は、入学する学校が決まったよと、家族で喜びながら伝えました。 ・公立小学校から、ぜひこの学校に来て下さいと、招待状が来たよ!と伝えました。 ・元から受験をあまり意識させず、公立小学校と受験校の区別をしていませんでした。勉強も、素敵な小学生になるための努力として頑張っていました。 「合否がある」という現実を、あえて子どもには伝えない方法もあります。まだ幼い子どもに、要らぬショックを与えたくない……と思うのは、親として当然の気持ちですよね。 また、公立小学校の就学前検査を、受験と同じテストだと伝えていた方も。受験する学校と公立小学校を同じように扱うことで、不合格だった時にショックを感じないよう工夫されている方が多くいらっしゃいました。結果を喜びながら伝えたり、招待状と表現したり……子どもが小学校を楽しみにできるような伝え方は、小学校受験を選んだ親として、とても大切なことですよね。 実は私も、息子たちには小学校受験に合否があることを伝えていませんでした。 次回は、次男が不合格だった時、私が実際にどう伝えたのか? そして、その時の次男の意外な反応のお話をしたいと思います
【Profile】すみれ(@suuuumam0513)
小4男子、小2年男子の二児の母。自身は中学受験を経験し、私立中高一貫校を経て大学へ。 出産を機に退職し、現在はフリーランスのWebライター、企業のインスタ運用を受託。 著書に「【幼児教室では身につかない】小学校受験 家庭でできる22のこと」(Amazon kindle) Instagram:@suuuumam0513