【独自】横浜強盗殺人事件に“闇バイト”で加担した容疑者の祖父が心痛告白「じいじ、お金貸してと」
「両親が離婚後、しばらくは母親の自宅にも行っていたようですが、今は所在がわからなくなっています。真月は実家が恋しくなったのか、3~4年前から私どもと再び暮らすようになりました。おじいちゃんっ子なんです。子どものころからケンカをしたことがないし、口ごたえもしない。軽犯罪を含めて警察のご厄介になったことはありません。いまさら、犯罪をするような子じゃなかったと言っても、しょうがないんですが」 容疑者の本業は塗装業。取り調べに「個人事業主」と自称しているが、祖父は塗装会社に雇用されているものと思い込んでいた。 「そんなにベラベラしゃべる性格ではないし、私も詳しく聞きませんでした。仕事の愚痴は聞いたことがありません。夕食の時間は合わないし、真月は朝食を食べません。一緒に食卓を囲むことはめったになかった。おばあちゃんのつくったカレーライスが好きでしたね。働いているんだから家に食費ぐらい入れろと言ったら、毎月1万円ずつ払うようになって。でも、いつの間にか支払いは途絶えてしまいました。あえて催促はしませんでしたが」
恋人の気配もなく、散財の心当たりもない
塗装業など、建築関係の道を志した様子はなく、高校中退の理由も言わなかった。イジメなどには遭っていないはずだという。 「中学で入部した卓球部も1年でいつの間にか退部していました。勉強はできるほうだったので、大学に進学するつもりだったんです。高校を中退するとき、担任教師からとめられたのですが、辞める意思は変わりませんでした」 容疑者は部屋に、趣味のアニメのポスターを貼り、漫画の単行本『ONE PIECE』や『呪術廻戦』を数冊並べていた。『プレステ』などのゲーム機もあり、週1日の休日は部屋で寝ているか、ゲームをしたり、YouTubeを見て過ごしていた。食事に出かけるような友人は数人。酒はたしなむ程度で、祖父が「一緒に飲むか」と誘うと「いいや」と断った。祖父は孫が酔うほど飲んだ姿は見たことがない。恋人がいる気配もなく、散財する心当たりはないという。