大阪・松井市長「自分のため、家族のため、人との接触を避けて」
大阪・松井市長「自分のため、家族のため、人との接触を避けて」
大阪市の松井一郎市長は21日、大阪市役所で定例記者会見を開き「生活や健康の維持に必要な場合をのぞき、外出を控えていただくようにお願いします」と改めて市民に呼びかけた。 【中継録画】大阪市・松井市長が定例会見(2021年1月21日)
「高齢者や基礎疾患を持つ家族がいる場合は感染防止に気をつけて」
新型コロナウイルスの感染拡大により、2度目となった緊急事態宣言から1週間余り。松井市長は市民に対して不要不急の外出を控えるよう呼びかけた。 特に昼夜を問わず、お店や自宅で友人・知人との飲食や会食をする際は、飛沫が飛ぶことになるため控えてほしいと話し「高齢者や基礎疾患を持つ家族がいる場合は、食事などの日常生活でも感染防止に気をつけて」と呼びかけた。
また「なによりも人と接触しないことが大切です。自分のため、家族のために人との接触を避けていただきたいと思います」と市民に向け強く訴えた。
「様々な支援策を活用して、この危機を乗り切っていただきたい」
感染拡大を防ぐため、飲食店などに営業時間短縮を要請していることに対しては「厳しい状況が続きますが、事業者のみなさんには、様々な支援策を活用して、この危機を乗り切っていただきたいと考えます」と関係者に向けて呼びかけ、理解と協力を求めた。
昨年の大阪市北区、同中央区時短要請協力金の受付期限迫る
また、昨年11月27日から12月15日まで、大阪市北区、同中央区の飲食店などを対象にした時短要請の協力金申請手続きの受付期間が今月29日まで迫っていることにもふれ「申請がまだの方は忘れずに申請をしてください」と松井市長は対象となる関係者へ会見を通じて呼びかけていた。
「感染源とならないか不安を抱えている職員の方の心理的な負担の軽減」
大阪市は21日、高齢者、障害者入所施設などの職員らを対象に、定期的なPCR検査を2月1日から実施すると発表した。 松井市長は「感染源とならないか不安を抱えている職員の方の心理的な負担の軽減を図るためにも、ぜひ受検をしてください」と説明した。
職員の新型コロナウイルス感染をできるだけ早い段階で見つけるため
発表によると、特別養護老人ホームや障害者施設などで働く職員の新型コロナウイルス感染をできるだけ早い段階で見つけ、感染拡大リスクを減少させるために実施するとしている。
2週間に1度のサイクルでPCR検査を実施
「自分が感染源とならないか」と不安を抱える職員の心理的な負担を軽減することが目的で、2週間に1度のサイクルでPCR検査を実施するとしている。これらの検査の受付から保健所への報告までは、一括して合同会社Setolabo(Setolabo衛生検査所)が委託するという。