〔米株式〕ダウ最高値、426ドル高=景気底堅く(22日)☆差替
【ニューヨーク時事】週末22日のニューヨーク株式相場は、米景気の底堅さを示唆する経済指標を受けて買いが先行し、3日続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比426.16ドル高の4万4296.51ドルと、史上最高値を更新して終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は31.23ポイント高の1万9003.65で引けた。 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比2002万株増の9億7318万株。 この日S&Pグローバルが発表した11月の米購買担当者景況指数の速報値は、サービス業が57.0と予想を上回り、2年8カ月ぶりの高水準を付けた。物価抑制と成長実現を両立する「ソフトランディング」期待に加え、トランプ次期大統領が掲げる減税や規制緩和が企業業績を押し上げるとの見方から、ゴールドマン・サックスなど金融株に買いが入った。 エヌビディアは3.2%安だった。トランプ氏の返り咲きを受け、金融や電気自動車(EV)大手テスラなどの銘柄が相場をけん引する中、市場参加者からは「好業績だったが、あえて今エヌビディアを買う必要はない」(日系証券)との声が聞かれた。 ダウ構成銘柄は、アナリストが目標株価を引き上げたセールスフォースが1.9%高、キャタピラーが2.0%高、アメリカン・エキスプレスが2.8%高。一方、アマゾン・ドット・コムは0.6%安、メルクは0.7%安、ユナイテッドヘルス・グループは1.1%安だった。