城内実経済安保相がコソコソ政治資金パーティー開催 「閣僚は自粛」の大臣規範ガン無視
早速、第1号だ。城内実経済安保相が20日、都内で政治資金パーティーを開いた。10月1日に石破内閣が発足して以降、閣僚によるパーティーは初めてとみられる。 【一覧画像】岸田首相の政治資金パーティー収入 2022年は1000万円超6回!利益率89%のボロ儲け 会場のホテルニューオータニの宴会場に集まったのは、約800人。城内氏が自民党総裁選で応援した高市早苗前経済安保相らも駆けつけた。会費は1人2万円。単純計算で1600万円の収入だ。1500人収容(立食)の会場代や食事代、地元浜松(静岡)の特産品を詰めた手土産代といった経費こそかかっているが、大臣に就任し“集客効果”は上がっているはず。さらに多くのパー券を売りさばいている可能性もある。 しかし、だ。2001年に閣議決定された大臣規範では、現役閣僚の大規模な政治資金パーティーの自粛を求めている。自民党の裏金事件の舞台にもなったため、パーティー開催自体に厳しい目が向けられている。
案内板などは一切なし
それを気にしてか、会場では案内板などを一切立てず、入り口には「報道関係者様へ この先、立ち入り並び撮影はご遠慮ください」との張り紙があった。ガチガチの厳戒態勢に、参加者から「城内さん相当ピリピリしてるみたいだね」といった声が漏れ聞こえた。 終了後、城内氏を直撃しようと報道陣が待ち構えていると、秘書が飛んできてこう話した。 「城内さんはもうお帰りになられました。パーティー開催の経緯?(大臣就任前の)9月にはもう決まっていたことですので……」 当の本人さえもコソコソとするくらいなら、初めからやらなければいいのに……。 ◇ ◇ ◇ 日刊ゲンダイが2021年分の政治資金収支報告書を調べると、「利益率9割」がゴロゴロ。ぼったくりパーティーは自民党の“常識”となっているようだ。関連記事【もっと読む】では《一覧表》付きで詳しく報じている。