新型コロナ専門家会議 脇田座長らが会見(全文4)五輪については議論せず
政府のメンバーは意見を言わなかったのか
読売新聞:すいません。1点目と4点目に関して補足で伺いたいんですが、まず1点目はおっしゃったように具体的な数字、例えば何年とか年単位とかそういったことも含めておっしゃることはできないという理解でよろしいんでしょうか。 尾身:おっしゃるとおり。 読売新聞:あと4点目はすいません、専門家会議の座席表をさっきいただいた中でも政府の方々がそのメンバーに入っていらっしゃるわけですけども、そういった方々は何も意見であったりこうしたいんだっていうような話はおっしゃっていないということなんですか。 尾身:それは、政府の人がいたのは確かだけども、むしろ、今回は政府の人はわれわれの意見を聞きたいということで、こんなことはどうですかっていうのをわれわれはこうですって答えて、政府の人がこうしてほしいということは少なくとも私にはまったくなかったです。ほかの人にあったかどうか知らんけど。こうして、ここに書いてくれなきゃ困りますっていうことはなかった。だけど、ここはどういう意味だとか、これはどういう根拠であるか、ちょっと意見を述べよということは、あんたたちどう思うんだ、それはあって、それについては答えましたね。 読売新聞:ありがとうございます。 脇田:どうぞ。
今後、評価はどのようなスパンで行うのか
日本経済新聞:日本経済新聞、【テラオカ 01:26:18】と申します。よろしくお願いします。幾つか。まず1つ目。これからの、こういった評価をどれぐらいのスパンでやっていかれるのか。この今回議論した3つの対策のあと、水際の強化、安倍首相の判断で中韓からの14日間待機とか、専門家会議の方たちのご意見もこの間出ましたが、こうした対策が今後の評価の対象になるのかなと思ってるんですけど、どういったふうに今後見直していくのかというのをお伺いさせてください。 脇田:取りあえず次の専門家会議は2週間後をめどに考えています。ただ、おととい私も厚生労働省への要望書ということで急遽、海外からの輸入が多くなっているので、それを防ぐような方策をやってほしいという要望書を出しました。あれはそういった会議の、レギュラーのとは違ったタイミングで出させていただいていると。なので、専門家の間でも随時議論はやっているので、必要なときに必要なメッセージを出していくっていうことはあるんですけども、当面は2週間をめどにまた評価をして、そしてまたメッセージを出していくということを考えているということです。 日本経済新聞:2週間後というのは、この一連の自粛とか、あと、水際とかも含めて評価するというイメージですか。 脇田:今、何を評価するかということは、今すぐにこれをやりますという話は今のところディスカッションはしてないんですけども、2週間の間ありますから、その状況を見ながら決めていくということになります。 【書き起こし】新型コロナ専門家会議 脇田座長らが会見 全文5に続く