【オールカマー】レーベンスティール 馬体成長し始動戦へ乗り込みも順調 天皇賞・秋見据え田中博師も手応え
「オールカマー・G2」(22日、中山) 天高く、馬肥ゆる秋。レーベンスティールが夏の休養を経て、一回り大きくなって美浦に帰ってきた。田中博師は「中間に(放牧先の)ノーザンファーム天栄(福島県)で見せてもらった時から、前駆がたくましくなったという印象がありました。4歳ですし、一段と成長したところがありますね」と目を細める。 セントライト記念で重賞タイトルを手にしたのがちょうど1年前。皐月賞馬ソールオリエンスを相手に直線の切れ味勝負を挑み、1馬身3/4差で完勝。出世航路へ順風満帆かと思われた。ところが、暮れの香港ヴァーズが8着、今年初戦の新潟大賞典は11着と大敗。雲行きが怪しくなっていたが、前走のエプソムCを制して再び軌道に乗った。 さらなる高みを目指す今秋。始動戦に向けて乗り込みも順調だ。8月下旬から緩めることなく、9月に入ってからは意欲的に併せ馬も消化。「2週前くらいから左右のバランスが良くなり、1週前追いではリズムや折り合いも良く、順調に来ています。結果次第ですが、天皇賞・秋(10月27日・東京)は行ってみたい条件。去年の今頃よりも、明らかに調整も進んでいます」と手応えをにじませる。まずは初戦。しっかりと結果を残し、この先の航路を明るく照らしたい。