50代部長の肩書きは資産ではなく「負債」 目減りする市場価値を上げる5つの方法
世界の政治・経済と自分のサイフをつなげよう
残りの2つは一気にご紹介しましょう。まず、自分の人材価値を磨くには、時事にも常時アンテナを立てておく必要があります。そのためにお勧めなのが「とりあえず10万円分、株や債券、投資信託を買ってみる」ということです。 要するに10万円の投資なのですが、別に増やそうと思う必要はありません。10万円で、あなたの資産と世界経済をリンクさせられればそれでOK。暴落しても家計への影響は限定的だけど、さりとて気にしないわけにもいかない金額が、ちょうどこのくらいではないでしょうか。 世界の政治や経済についてのニュースに関心を持てるようになる「チケット」が10万円で買えるのであれば、安い買い物だと思います。
最後は「1日5アポ」を目指して日々人と会話する習慣をつけることです。社内でのポジションが上がると、次第に自分の足で誰かに会いに行き、話をする機会は減っていきます。しかし、人との会話こそ、仕事のマンネリ化を防ぎ、業務のワンパターン化を食い止めるものです。 アポを取るのは、社外の人でなくても構いません。社内の他部署の人と少し雑談する機会を設けるだけでも、きっとお決まりの日常に、新しい風が吹き込んでくることでしょう。
間中健介(茨城大学講師)