「工芸的美しさの行方―うつわ・包み・装飾」が東京と京都で開催。第1弾はBONDED GALLERYにて7月から
第1弾は7月4日~16日に開催。第2弾は11月に京都建仁寺にて11月に開催予定
特別展「工芸的美しさの行方―うつわ・包み・装飾」がTERRADA ART COMPLEXⅡのBONDED GALLERYで、7月4日~7月16日に開催される。 美しさと実用的な価値を兼ね備える日本の美術工芸品は、卓越した技から生み出される精巧さ、その希少性から世界の注目を集めている。本展では、キュレーターに秋元雄史、高山健太郎を迎えて、日本が誇る伝統的な工芸技法や材料を基点とし、現代アートの表現力、コンセプトをあわせもつ作品を制作する10人のアーティストを紹介。関西に加え、北陸のアーティストが参加することで、日本の美術工芸の重要地域である北陸地域の震災復興につなげていく。 参加アーティストは、石塚源太、近藤高弘、佐々木類、四代 田辺竹雲斎、塚田 美登里、中田真裕、中村卓夫、畠山耕治、牟田陽日、やまわきてるり。 本展では、工芸が基点でありながら、ジャンルを超えて制作をしているアーティストを「うつわ」形という工芸的な美しさをテーマに紹介。「うつわ」形は、工芸のみに登場する特徴的な形態。たんなる容器としての機能だけでなく、容器を人体の形と関連づけ、口や胴などの名称を与えたり、手足を加えることで、単なる道具としての器を超えて、イメージと表現が加わる。さらに工芸的な特徴を発展させ「包み」という概念や「装飾」という観点からも展示を構成。自由な工芸表現を通して、表現の本質を問いかける新しい動向を紹介する。 本展は日本の美術工芸の国際的価値を高め、世界を惹き付ける文化資源コンテンツとして成長させることで市場拡大を目指す「日本の美術工芸を世界へ実行委員会」が主催。第2弾を11月3日~11月5日に京都建仁寺にて開催を予定している。
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