東京国税局を辞めてベストセラー作家になった男が語る「収入を増やす方法」が目からウロコだった
無理にスケジュールを詰め込もうとすれば、不可能な約束を交わすことにもなりかねません。そうなると自分で自分を苦しめることになりますから、仕事のスケジュールを組むときには慎重に考えたいところです。 ● コロナ禍でやってきた仕事の空白を 埋めようと新規事業に手を出した 先ほどの話とは逆に、時には仕事の依頼が来なくてスケジュールが空いてしまうこともあるでしょう。 フリーランスにとって仕事の依頼が途絶えるのは恐ろしいことです。「仕事の依頼がない=収入がなくなる」ですから、どうしてもネガティブな気持ちが湧いてきます。 そんなときは、じっと家で仕事が来るのを待っていても不安になるばかりですから、何か未来のための行動をとってみることをおすすめします。 僕は新型コロナウイルス感染症が流行した2021年に急速に仕事がなくなりました。数ヵ月分の収入になると見込んでいた大型案件が中止になるなどして、意図せず暇になってしまったのです。 当時、コロナ禍がいつ終わるかまったくわからない状況でしたから、空いた時間を自宅で過ごしていても落ち着くことができません。 そこで、コロナ禍でもできることはないかと考え、給付金や補助金、融資の申請を行って金銭面の問題を解決しつつ、動画を使った新規事業に挑戦することにしました。融資などで得た資金をもとに撮影機材や編集ソフトなどを揃え、YouTubeでお金に関する情報発信を始めようと考えたのです。 ● 「将来のための行動」は いまの収益がなくても心の支えに もちろん、YouTubeを始めたからといって、すぐに収入になるわけではありません。僕が始めた当時は、チャンネル登録者数1000名、過去12ヵ月間の総再生時間4000時間以上という収益化の条件があり、これをクリアするまでに1年半ほどかかりました。この間、週1本ほどの動画を出していましたので、YouTubeに関してはただ働き状態が1年以上続いたことになります。