デザイン好きが行くべき、1泊2日・箱根トラベルガイド
客室は6タイプ18室。全室に温泉露天風呂が備わっており、各界の第一線で活躍中の“本を愛する”総勢37名の著名人が参加する選書企画「あの⼈の本箱」も各部屋に配置されている。どの本箱がどこに置かれるかは、来館してからのお楽しみ! インテリアも部屋によってそれぞれ異なるので、何度でも訪れたくなるはず。
内湯と露天風呂を備えた男女別大浴場は、強羅温泉の源泉から引いた無色透明の美肌の湯と、大桶谷温泉から引いた白濁した硫黄泉の2種を用意している。さらにブックストアやラウンジ、レストラン&カフェ、ショップ、シアタールームなどもあり、施設内が充実しているので、おこもりステイにはぴったり。 箱根本箱 住所/神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-491
2日目 AM:ポーラ美術館
“箱根の自然と美術の共生”をコンセプトに、森の中にとけこむように建つ美術館。ガラスを多用した透明感溢れる建築によって、館内にいても光と緑をたっぷりと感じることができる。標高約650mに位置するため気温は都心よりも約5~6℃ほど低く、夏は過ごしやすく、冬は美しい雪景色と美術館のコラボレーションを見られる日も。気になる展覧会と合わせて、季節ごとに訪れたい美術館。
コレクションは、ポーラ創業家2代目の鈴木常司が収集したモネやルノワール、ピカソなど国内屈指の印象派・西洋絵画を中心に、ゲルハルト・リヒターやロニ・ホーンなど現代アートまで多岐にわたる。近代から現代までの著名な作家や作品、そして周囲の自然と響き合う、独自の企画展やコレクション展を常時開催している。
全長約1kmの「森の遊歩道」では、野鳥たちのさえずりや爽やかな木漏れ日に包まれて散策できる。写真は、常設されているロニ・ホーンによる巨大なガラス彫刻作品《鳥葬(箱根)》。周囲の自然を映し込んでいる。 豊かな森を望む「レストラン アレイ」でのランチや「カフェ チューン」でのティータイムを挟みながら、半日ほどゆったりと滞在するのが通の過ごし方。朝の9時から開館しているので、1日目のスタート地点として計画を立てたり、宿泊の翌朝に訪れてみて。 ポーラ美術館 住所/神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285 開館時間/9:00~17:00(入館は午後4時30分まで)