中森明菜 ラジオで肉声「こんばんは」 復帰後初パーソナリティーで近況報告「携帯も2年近くに」
今年7月に6年半ぶりにファンの前で歌唱した歌手の中森明菜(59)が、15日放送のニッポン放送の特別番組「中森明菜のオールタイムリクエスト」(15日後5・30)に出演し、復帰後初となるラジオパーソナリティーを務めた。 【写真あり】「TATOO」でコラボした香取慎吾との2ショット 番組冒頭で「12月15日、日曜日、時刻は5時半です。こんばんは、中森明菜です」と低い声で一言一言かみしめるようにあいさつ。タレントのミッツ・マングローブとフリーアナウンサー垣花正が加わると楽しそうに笑い、明るい雰囲気で番組がスタートした。 そして大の明菜ファンであるミッツから「お家にテレビあるんですね」「平成から令和に変わったのはご存知ですか?」などと愛ある“イジリ”を受けると「時代遅れな人間なものですから」と笑顔。「携帯もここ2年近くになります。やっと持てるようになりました。薄いやつ」「使い方が把握できなくて」とスマホデビューしたことも明かしていた。 82年に「スローモーション」で歌手デビューし、「少女A」「セカンド・ラブ」「北ウイング」「飾りじゃないのよ涙は」、さらに日本レコード大賞を2年連続で受賞した「ミ・アモーレ」「DESIRE―情熱―」など、数々のヒット曲を世に送り出した明菜。番組は、デビューからこれまで発表してきた楽曲を、リスナーのリクエストやメッセージとともに紹介。昨年はミッツと垣花が昨年、出演し、明菜からは音声コメントが届いたが、今年は自らパーソナリティーとして番組に参加した。 ミッツから「今年は明菜さんがパーソナリティーです」と振られると、明菜は「みんな聴いてくれてる?」と、リスナーに肉声を届けた。番組は事前収録で、当時の音楽番組や曲作りの裏話など、4時間10分の長丁場で数々のエピソードも。 2010年に体調不良で芸能活動を休止し、今も調子を見ながらの活動が続く。それでも14年大みそかのNHK紅白歌合戦では、米国のレコーディングスタジオから生出演。12年ぶりの紅白出場で、ファンを喜ばせた。 デビュー40周年を迎えた22年には、個人事務所を設立した。公式X(旧ツイッター)では、「今年2022年は、デビューをさせていただいていから40年になります。デビュー40周年として、何らかの活動をと日々体調と向き合ってきておりましたが、まだ万全な体調とは言えません。ゆっくりになってしまうと思いますが、歩き出していきたいと思いますので、どうか見守っていただけると嬉しいです」と投稿。近況報告とともに、復帰を宣言した。 その言葉通り、近年は活動を活発化させている。昨年12月には公式YouTubeを開設。今年7月にはファンクラブイベントを開催し、17年末のディナーショー以来、約7年ぶりに公の場に姿を現した。イベントではジャズ風にアレンジされた「北ウイング」を歌唱し、涙ぐむ場面もあった。 Xの書き出しは「いつも応援してくださるファンのみなさまへ」がお決まりの一言。長年、支えてくれたファンへの恩返しへ、大きな一歩となる出演になった。