花の海 甘いイチゴに満面の笑顔【山陽小野田】
山陽小野田市埴生にある季節体験農場「花の海」では、大勢の家族連れがイチゴ狩りを楽しんでいる。「残暑のためオープンが遅れたが、おいしいイチゴに仕上がっている」とPRする。 今シーズンは例年より2週間遅れの昨年12月16日に開園。甘味と酸味のバランスに優れた「四星(よつぼし)」、みずみずしく香りが良い「かおりの」、果肉がしっかりして食べ応えのある「ベリーポップすず」の3品種を中心に栽培している。 サッカー場3面分となる11棟連結のビニールハウスの中は温かく保たれ、食べ頃になるとローテーションで棟が開放される。2段の高設栽培で子どもや車椅子の人でも収穫しやすい。 天候に恵まれたこともあり、年明けから多くの家族連れが詰め掛けた。食べた後のヘタを入れるビニール袋を手渡された入園者はハウス内に散らばり、真っ赤に色づいたイチゴを収穫しては口に運んでいる。 福岡県北九州市門司区の宇野健太郎さん(38)は、兄家族と10人で訪れた。「スーパーで買っても高いので、ここで収穫を楽しみながらいっぱい食べている」と話した。長女の優里菜さん(小学3年)、次女のゆなちゃん(5)は「おいしい」と満面の笑顔を見せた。 金子陽平店長は「味だけでなく、家族とゆっくりと過ごす時間を楽しんでもらえたらうれしい」と来園を呼び掛けている。 時間無制限で食べ放題。入園料は4月10日までは中学生以上2400円、小学生1900円、3歳以上と75歳以上、障害者は1200円。5月末まで営業予定で入園料は少しずつ安くなる。時間は午前10時~午後4時。無休。 問い合わせ、予約は花の海(電話79-0130)へ。