北海道・千歳基地で航空祭、F-15J戦闘機や政府専用機など展示
北海道の千歳基地で19日、航空祭が開催され、基地に所属するF-15J戦闘機や政府専用機のほか、三沢基地に所属するアメリカ空軍のF-16飛行展示チームや松島基地に所属する曲技飛行隊のブルーインパルスが集結しました。
低気圧の影響による不安定な天候のために飛行展示はキャンセルや変更が相次ぎ、ブルーインパルスも模擬滑走だけで終了。しかし、唯一民間から参加したレッドブル・エアレースパイロットの室屋義秀選手のフライトで落胆ムードの観客は一気に興奮気味に。 航空自衛隊のイベントは初参加という室屋選手でしたが、アクロバットやレースに使われる機体「EXTRA300S」による軽快かつダイナミックなアクロバット飛行には観客のみならず、ブルーインパルスのクルーまでもが見入っていました。
千歳基地は新千歳空港に隣接する航空基地です。冷戦期より領空侵犯に対処するための戦闘機部隊を運用しており、現在では第2航空団に属する201飛行隊と203飛行隊がF-15J戦闘機で北方方面の監視・警戒任務に当たっています。 また、天皇陛下や首相といった要人が外交などの公務の際に使用する政府専用機を運用する特別航空輸送隊も配備されており、ジャンボジェットの愛称で知られるボーイング747-400型機がら2機配備されています。