六本木の「バーレスク東京」が沖縄に進出。“プレイングマネージャー”に聞く、経緯と展望
キャストと運営の二刀流で日々奮闘
――『ちゅらさん6』代表として心がけていることはありますか。 Mii:正直、キャストとして13年間勤め上げ、後半はバーレスク東京の女性を率いるポジションの経験があったので、運営の仕事も多少はわかっているつもりでいました。でも、全然そんなことはなかった(笑)。代表は店舗のすべての事柄を把握し、場合によっては関与して、常に判断を迫られます。自分でできると思った仕事でも、あえてキャストに任せる忍耐も必要ですし、もちろん経営的な視点も必須でしょう。そうしたことがだんだんわかってきたとき、これまで当たり前にサポートしてもらっていたひとつひとつへの感謝に繋がりました。キャストとして、運営側として、両面において自分の背中を見せ続けることによって、店の全体をひっぱっていける存在になるよう奮闘中です。
沖縄で「日本最大級のショーを目指す」
――最後に、『ちゅらさん6』の今後において注目してほしい部分はどこですか。 Mii:施設総面積220坪という、テーマパークを彷彿とさせる壮大なスケールと、そこで行われるショーの熱気でしょうか。かっこよく、セクシーに、でも可愛らしさも手放さない――全部が揃った日本最大級のショーを目指しています。また、年代や性別を問わずに心惹かれる場所にしていきたいと思っていますので、お近くにお立ち寄りの際はぜひお待ちしています! ===== コロナ禍で押し寄せた自粛の波は、夜の街の元気を奪っていった。現在もなお、コロナ以前の活気を取り戻せない街も多い。だがそうした逆境を経て、バーレスクグループの新章が幕を開けた。エンターテイメントを心から愛し、長きにわたってバーレスク東京の看板として活躍したMiiさんのショーにかける熱が、海を渡ってさらに多くの人々の心の導線にエネルギーを着火していく。 <取材・文/黒島暁生> 【黒島暁生】 ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki
日刊SPA!