六本木の「バーレスク東京」が沖縄に進出。“プレイングマネージャー”に聞く、経緯と展望
「六本木は怖い場所」と思っていたが…
――そもそもMiiさんがバーレスク東京でパフォーマンスをするようになった経緯を教えてください。 Mii:私はもともと芸能事務所に所属していて、歌手を志望していました。青森県で生まれ育ち、仙台市に移って楽天球団のスタジアムダンサーなどを経験して、上京しました。当時、私は夜の世界にエンターテイメントのお店があるなんて知りもせず、ダンスのレッスン仲間から誘われたときは「六本木なんて、絶対怖い場所に違いない」と思っていたんです(笑)。でもレッスン仲間もやっているならと思って働くうちに、「やっぱり私はエンターテイメントが好きだな」と思い、10年以上を傾けました。
「2500人の前で歌った」ことが一番の思い出
――Miiさんにとってエンターテイメントとはどんな存在ですか。 Mii:私の世代はMAXさんや安室奈美恵さんなど、“歌って踊れるかっこいい女性”の魅力をもろに感じて育っていて、いつか自分もそうなりたいと思っていました。エンターテイメントに触れている時間は、誰もが日常の辛いことや悲しいことを一瞬だけ忘れられたり、和らげることができると思うんです。その人の人生に入り込んで、ネガティブなものを少しでも薄らげるというのは、とても偉大な力ですよね。私自身、もしもエンターテイメントがなかったらどうやって生きてきたんだろうと今でも思うほど、没頭してここまできました。自分が提供する側になる難しさもありますが、やはりお客さんの反応などを見ていると、「やり続けてよかった」と心から思えますね。 ――バーレスク東京在籍中、もっとも印象深い思い出があれば教えてください。 Mii:どれも思い出深いですが、ワンマンライブをさせていただいたのは今でも鮮明に思い出しますね。先ほどもお話してように歌手志望だったので、ステージに立たせていただけたことは感謝しています。ライブの規模は2500人ほどで、あれだけのお客さんに囲まれて歌を聞いていただく機会はめったにないと思うので、いい思い出です。