オーリスのCMや燃費戦争って覚えてます……? クルマ界 前代未聞の出来事2013【10年前の再録記事プレイバック】
■「ジャパネット」でクルマが買える時代がくるなんて!
「ジャパネットたかた」、「ビックカメラ」がi-MiEVを取り扱って話題になった。ただし直接販売するのではなく、顧客を三菱の販売会社に紹介する方式。幅広い販売網を活用して順客を募る戦略だ。 いっぽう、「ヤマダ電気」は、関東三菱から車両の供給を受け、サブディーラーとして売る。販売会社が自社で届け出を行なった未使用の中古車も扱う。 自動車の流通は50年前と基本的に同じだが、家電製品は大型店で通販などで微変した。今後、自動車販売も大きく変わる可能性があり、先の事例はこの予兆だともいえるだろう。(渡辺陽一郎) ●仰天度:93
■自動車販売店なのに店内にクルマがないホンダスモールストア
「女性のお客様は、屋外を走るクルマは汚れたモノだと考えている。だから店内には車両を展示せず、屋外にかぎった」とセールスマンは言う。新たに展開を開始した「ホンダスモールストア」だ。ホンダの全車を扱うが、女性に人気の軽自動車やコンパクトカーに力を入れ、店内もカフェテリア風にしている。 確かにオシャレだが、店内に肝心のクルマがないのは前代未聞。しかし普通、展示車はどれも磨かれて「汚れたモノ」ではないだろう。「展示車がないと説明に戸惑ったり、屋外では雨天時に不都合が生じることもある」という。(渡辺陽一郎) ●仰天度:91
■車重の重いクルマが燃費性能で軽いクルマを追い抜くなんて!
スペーシアはワゴンRに比べて車両重量が60kg上回り、全高も95mm番高いから空気抵抗も大きい。それなのにJC08モード燃費はワゴンRに0.2km/L勝る29.0km/L だ。重くて背が高いスペーシアのほうが、ワゴンRよりも燃費性能が優れている。 前代未聞の話だが、背景にあるのは5カ月ほどスペーシアの登場が遅いこと。この間にも省燃費技術は進歩して、タイミングチェーンの幅を狭めるなど、33.0km/Lのアルトエコと同様の改善を施した。 となればワゴンRも近々同様の技術で燃費を向上。おそらくスペーシアだけでなくeKシリーズやデイズも追い抜くはず。(渡辺陽一郎) ●仰天度:89