ひとり暮らしの50代が考える「老後のこと」。ものは持ちすぎず、ずっと歩ける体を維持する
好奇心を忘れずチャレンジする
若々しいと感じる70歳以上のお客さまは、皆さんとても好奇心があります。 「朝ドラに出ていた場所に日帰りで行ってきたの」 「インスタグラムっていうのを試してみたいから、やり方を教えて」 「イルミネーションを見に行ってきたの」 など、お出かけの写真を見せていただくことも多いです。 そんなお客さまたちも、不調に感じていらっしゃるところは、それぞれあります。「痛いところが、ひとつくらいあるのが普通なのよ」という言葉には、ハッとさせられました。 行動だけでなく考え方にも柔軟性があって、自分自身をご機嫌にするのが上手だと感じます。 私自身は、毎日仕事に追われて、休日はなんとなく過ぎてしまい、「気がついたら1年経っていた」というくり返し。このまま、10年くらいあっという間に過ぎてしまうのではという焦りも感じます。 なので、ここ数年は意識して“好奇心のアンテナ”を張って、いろいろなことにチャレンジしていくように心がけています。
ずっと歩ける体を保つ
何歳になっても歩ける体でいることは大事。90代になっても姿勢がよく、颯爽と歩ける体が私の目標です。 長い人生、病気やケガなど自分ではどうにもならないことが起こる可能性はあるかもしれません。でも、今できることは無理のない範囲でやっていきたいと思っています。 そのために、普段から家の外に出たら気をつけていることが2つあります。 ひとつめは、姿勢です。骨盤を立てておなかに力を入れること。 ラクな姿勢をすると、どうしても少し前かがみになってしまいます。そして、その姿勢に合った筋肉がついてしまい、結果、骨まで曲がってしまう。お客さまの背中のオイルマッサージをしていて、年齢による変化があることに気がつきました。 2つめは、歩幅です。大股で歩くこと。 年齢とともに歩幅が狭くなるというのを聞いたことがありますか? 歩幅が狭くなってしまうと、筋力が落ちてしまいます。気がつかないうちに歩幅が狭くなることを防ぐため、今のうちから意識して大股で歩くようにしています。 あとは、運動はものすごく苦手なのですが、筋肉をつけるためヨガやジム通いにもチャレンジしています。 現在50代の私は、ちょうど体やライフスタイルが切り替わる時期。 60代に元気な方が多いというのは、体の勉強をするうちに、更年期以降のホルモンの影響とわかり、納得しました。 「これからさらに元気になれる未来が待っている」とポジティブに考え、老後を見すえて、自分で自分をご機嫌にできるよう楽しんでいきたいと思っています。
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