ブライトリングの時計製造拠点「クロノメトリー」でキャリバーB19搭載コンプリケーションと感動の再会!【ブライトリング取材レポート】<3日目>
精度や耐久性、多機能化など、機械式時計は基本原理をそのままに進化を続けている。一方、その時計作りの伝統を未来へ繋げるには、製造体制においても時代にあった体制を敷く必要がある。今回訪れたクロノメトリーにおいては不良品があっても廃棄せず、リサイクルする体制を徹底。パーツの切削などにオイルではなく水を使うなどの設備が整っていた。企業としての取り組みでも、ビーチクリーンや植樹の活動、アップサイクルされたウォッチボックスの開発、ラボグロウンダイヤモンドの使用といった、サステナブルな時計製造の対象は広範囲に及んでいる。
1884年にレオン・ブライトリングが創業し、その後3代にわたり創業一族による経営からシュナイダー家へ。そしてジョージ・カーンCEOの時代となって迎えた創業140周年の節目。これほど長い時代を単独ブランドとして在り続けていることは、時計界でも極めて稀である。このように孤高の存在であるからこそ可能な旺盛な開発意欲と、それを実現するスピード感もまたブライトリングの大きな魅力だ。年間通じてさまざまな話題を振り撒いてきたブライトリングのアニバーサリーイヤーキャンペーンだが、まだまだ年末に向けて何かがありそうな予感がする。どのような情報が明かされるのか、ブライトリングの次なる一手を楽しみにしながら、筆者はラ・ショー・ド・フォンを後にした。
Text/Daisuke Suito (WATCHNAVI)
【関連記事】
- “THEN & NOW” ポップアップミュージアム in チューリッヒで140年の歴史に触れた!【ブライトリング取材レポート】<1日目>
- 【ブライトリング】140周年を讃える記念「プレミエ」「ナビタイマー」「クロノマット」はクロノグラフ&永久カレンダーの新開発キャリバーをレッドゴールドケースに収める
- “B”列車で行こう!目的地のジュネーブでブランド初のコンプリケーションとご対面!【ブライトリング取材レポート】<2日目>
- 伝説の時計ブランドが復活!【ユニバーサル・ジュネーブ】の公式ウェブサイトとソーシャルメディアチャンネルが開設
- ウオッチナビ編集部が選ぶステンレススチール×ゴールドを使用したコンビケースを持つモデル3選