「多くの車が僕を簡単に抜いていった」角田裕毅、好スタートを台無しにするマシン『VCARB01』のペース不足にお手上げ…「レッドブルにとっても非常に辛い経験」と専門メディア
F1第23戦のカタール・グランプリは12月1日に決勝が行なわれ、ビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅は13位に終わり、3戦連続の入賞はならなかった。 【画像】世界を舞台に活躍する日本人F1ドライバー、角田裕毅の車から離れたオフの表情を厳選して紹介! 最初のセッション(フリー走行)では全体5番手という好スタートを切るも、スプリント予選でSQ1敗退を喫してスプリントは17位フィニッシュ。予選ではQ2には進出したものの(14番手)、「VCARB01」のペース不足は明らかであり、厳しいレースとなることを角田自身も予想していた。 7列目からのスタートとなった決勝では、オープニングラップで10番手まで浮上し、さらにひとつ順位を上げたが、周回を重ねるにつれてペース不足を露呈し、次々に後続のオーバーテイクを許してしまう。2度目のタイヤ交換を敢行し、ソフトタイヤでの挽回を狙うも奏功せず、リアム・ローソン(17番手スタートから14位)とともに圏外でレースを終えることとなった。 失意の結果に終わった週末を終え、彼は「今日は厳しいレースになりました。スタートは良く、ポジションを上げるための絶好のチャンスだと分かっていましたが、その後はペースが不足し始め、ポジションを失ってしまいました。チームとしてデータを見直し、この週末上手くいかなかった原因を理解し、次に活かせる点を見つけます。来週はアブダビです。気持ちを切り替え、シーズン最後の週末に向けて全力を尽くします」と、チームの公式サイト等を通してコメントを残している。 またメディアのインタビューでは、「狙い通りに良いスタートを切れました。スタートが唯一のチャンスだと分かっていましたが、その後は大変でした。こんなに悪いペースになるとは思っていませんでしたし、全力を尽くしましたが、それでも足りませんでした」と、やはりネガティブにレースを振り返った。 そして、1週間後の最終戦に向けては「ゼロからやり直すのは難しいですが、やらなければなりません。今後に向けて学び、昨季のように次のレースで結果を出せることを期待するしかありません。ここで何が起きたのかを見直し、次に向けて、そして来季のためにも改善する必要があります」と語っている。
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