名古屋市・河村市長が定例会見3月1日(全文2)高須先生がやらせてくれと
自身の責任をどう考えているのか
中日新聞:すいません、中日ですけど。今回、このリコール不正問題と、市長ご自身の責任について、何点かあらためてお伺いします。以前にも一度お伺いしましたけど、これだけ大規模な不正が起きて世間の批判の的となっているこの今回の運動を、市長ご自身が応援団といって、これまで支援して、結果的に市民に対して、この運動に結び付きを与えてしまった効果があると思います。このことについて市長ご自身は以前、会見で謝ると河村が悪いことをしたと思われるっていう発言があったと思います。ご自身が悪いことした、つまり不正をしたかどうかは、これは別として、純粋に先ほどお話ししたように、市長の呼び掛けを受けて、純粋に署名をして、裏切られたと思っている市民の方って結構多いと思うんですね。ご自身が不正をしたかどうかは別として、こうした運動を支援してしまって、結果的に不正を見抜けず、こういったことでお墨付きを与えてしまったと。このことについてのご自身の責任等についてあらためて見解をお願いします。 河村:まず冒頭に、本当に無関係です。知りませんでした、これは。それは申し上げておきます。11月3日の日も当然分からんかったし、思いも寄らんことだったということはまず言っておきます。ただ、僕としては非常に、自分として、残念どころじゃないですけど、本当に悔しいですね。というのは、あまり言うと、事務局と言ってはいかんのか、今の段階では。今の段階では言っていいんか分かりませんけど、特定的になりますから。だけど一部の方で、こういうとんでもない、署名の何十万にも及ぶ偽造があったと。
早く気付けず申し訳ない
ないし正当な署名が10万以上、20万ぐらい隠されとるいう説もあるぐらいで。だけ、正当に署名活動をされた方には本当に、こんなことになってしまって、早く気付けなかったことについては申し訳ないと思っていますよ、本当に。それはつくづく思います。なんで気付かなかったんだということですわ。 それは言うとおり、この間ちょっと言いましたけど、思いも寄らんことだったということもあるし、組織的にちょっとあまり近寄らないふうになっとったいうことも事実で、河村事務所がね。いうことだし、それで市民の皆さん全体について、じゃあ、これは市で告発するときに言っていましたけど、やっぱりこんな、9割の人間が、中川区で言うと91.3%の方があれに無効の署名をすると、不正というか、いうことになると、名古屋市民全体でそんな人間かと思われるじゃないですか。だからそういうことになってしまったことにつきましては本当に申し訳ないと思ってますよ、これは。 だけど、あまり言い訳もしたくないけど、初めから言うと、もう普通の事案と違って、初めはもう訳が分からんかったじゃないですか。そもそも不正署名とか無効署名ってこんなんあるのかと、そもそも。選管の判断が間違っとるんじゃないかと。10年前そうでしたから。全部とは言いませんけど。25%が間違ってるというのを、あとの縦覧手続きでひっくり返ったわけです、それ、また。 ということもあり、初めの段階ではとにかくまず真相を解明させてほしいと、まず。それから河村さんの責任については話をさせてほしいというふうに確か言ったはずですけどね、これは皆さんの前で。責任がないなんて言ってませんよ、そりゃあ。市政全般にわたっていろいろ責任があるのは当然ですし。今回の場合は私も応援したことは事実ですけど。 訴えられたからですよ、何遍も言っていきますけど。名古屋市が愛知県に堂々と訴えられる。それもコロナで忙しくてしょうがないときに書面表決でもって訴えられることは相当なことなんです。で、何度話し合おうと言っても、独裁で、もう話し合いには乗ってこられなかったということで始まってたと。それは、僕は市民の皆さんにできる限り説明をして。リコール運動自体はええんですよ、やっても、当然。憲法15条1項で。と思いますよ。