【ABC特集】家を失い避難所に入れなかった住民たちが身を寄せ合って生き抜いた記録 “仲よしテント村”に密着100日 阪神淡路大震災29年
あれから29年・・・髙橋さんは84歳になりました。 「(仲良しテント村にいた人は)施設に入られたり、病院に入られたり・・・あとは、みんな亡くなられているんかね」「寂しいですね」
厳しい暮らしをともにした仲間の多くは、この世を去りました。 タクシー運転手だった溝下さんは、10数年前に亡くなり、妻を亡くした大西さんは、病と闘っています。いま、「仲よしテント村」のことを知る人は、ほとんどいません。
生き抜いた被災者が伝えたいこと
髙橋さんが伝えたいこと・・・ 「人に頼れるところは頼って。人にはお世話になるけども、自分でやっていこうという気がなかったらダメなんと違う?」 家を失った住民たちが、お互いを支え、励まし合った日々。 「仲よしテント村」は、私たちに、災害を生き抜くヒントを教えてくれています。 「みんなに支えられてここまでやってこれたと思います。皆さんに感謝してます」 (2024年1月17日に放送しました)