怒! 12月19日からガソリン補助金カットで「リッター10円」値上げへ、暫定税率廃止の「ガソリン値下げ」は結局いつになる!?
“ガソリンの暫定税率廃止”が合意され、リッター25.1円の値下げが実現する……と思いきや、その前に値上げが! 12月19日から「ガソリン補助金」が順次打ち切りとなり、来年1月以降にリッター10円の値上げが予想される。“暫定税率廃止”の見通しを含めて、一体どうなる!? 文/Webikeプラス 沼尾宏明
年末年始のタイミングで5円値上げ、1月以降には185円/Lに上がる見込み!
値下げどころか、値上げ……。近頃、ガソリン価格に関して二転三転が続いている。 自民、公明、国民民主3党が12月11日、会談を行い、ガソリン税に上乗せされている「暫定税率」を廃止することで合意。これによりリッターあたり25.1円ガソリンが安くなる、と当webでも報じたが、具体的な時期は未定のままだった。 そんな中、ガソリン価格を抑えるため、政府が支給していた「ガソリン補助金」が12月19日から段階的に打ち切りへ。リッター約5円の補助金が削減され、小売価格は約5円値上がりし、全国平均180円程度になる見通し。さらに1月16日以降にも約5円減り、全国平均185円程度になると予想される。 “暫定税率廃止”で値下げされるどころか、値上げの事態になってしまったのだ。
補助金は185円/Lを超えない限りゼロへ、家計への負担増
ガソリン補助金は、原油価格の高騰を受けて2022年1月から開始され、2023年10月以降はレギュラーガソリンの小売価格がリッター当たり175円程度になるよう石油元売り各社に補助金を支給してきた。 補助なしガソリン価格が168~185円の場合は、その差額分を60%補助。185円を超えた部分は100%補助する仕組みだ。 しかし政府が補助金の順次打ち切りを決定。12月19日から60%補助を「30%補助」とし、リッター約5円減る。1月16日からは30%補助もなくなり、さらに約5円減。以降は185円/Lを超えない限り、補助金はゼロとなってしまう。 打ち切り前日の12月18日にはガソリンスタンドに行列も見られたようだが、小売価格にすぐ反映されるわけではなく、2~3週間かかる。したがって年明け頃から約5円、2025年2月初頭からさらに5円程度値上げと予想される。 ガソリン価格が約10円上がると、家計負担が年間約5000~6000円増えるとの試算も。クルマを多用する地域ではさらに負担が増える。
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