「置き配」拡大 配達員は負担軽減 “盗難”の懸念も… 「置き配 使ってますか?」
国土交通省の調査では、「置き配」を利用しない理由として、約3割の人が「盗難されないか心配」と回答しています。 「置き配」で、もしも盗難が起きた場合、ヤマト運輸などの各社は、状況により補償する場合もあるとしていますが、受け取る側の私たちが、気をつけられることはあるのでしょうか? 流通経済大学 経済学部 板谷和也 教授 「普通の人からは見えないような場所に置いてもらう。あるいは、カバーと鍵がかかるような場所を作っておいて、そこに入れてもらう」
実際に、鍵がついていて開けられない、ワイヤつきの「置き配」用の袋も市販されています。 「置き配用の袋」を利用する人 「便利だと思います。手すりにくくりつけとく」 宅配ボックスと2個使いしているといいます。
都市部だけでなく、農村地域では新たな「置き配」も。 今月、北海道・上士幌町で、ドローンを使った「置き配」の実験が行われました。荷物を運ぶドローンが、台の上に着陸。荷物を置いて飛び立つと、遠隔操作でフタが閉じます。 農村地域では、農作業に出て留守がちで、民家も一軒一軒が遠く、再配達もままならないことが課題となっています。 その解決策として期待されるのが、ドローンを使って、配達業者が遠隔操作で「置き配」できる、「ドローンステーション」という設備です。開発企業は実用化に向け、盗難防止のロックをつけることを検討中だということです。