「置き配」拡大 配達員は負担軽減 “盗難”の懸念も… 「置き配 使ってますか?」
日テレNEWS NNN
「物流の2024年問題」の対応策として、「置き配」の導入が拡大しています。家の“外”に置くことに対して、「盗難」を心配する声もありますが、新たなカタチや対策が模索されています。 ◇
19日、「news every.」は荷物の「宅配業者」に密着取材しました。 K’s Ring 中山雄太さん 「次、行きます!」 記者 「もう次ですか? 爆速ですね!」 すごい早さで階段を駆け上がり、配達中は常に小走り。 記者 「こんなペースで、いつも回っているんですか?」 K’s Ring 中山雄太さん 「そうですね。もう1件、行きます」 1日の配達数は、約200個。とにかく“大忙し”の配達員。 “2024年問題”で人手不足も懸念されるなか、そんな大忙しの配達員の負担軽減につながると期待されているのが――「置き配」です。
K’s Ring 中山雄太さん 「最近『置き配』が増えてきましたね。(今まで)再配達で、ご飯とか食べる時間も正直なかったんですけど、今はちゃんとご飯とか食べる時間もつくれています」 宅配大手のヤマト運輸も、6月から会員登録をすれば、主な配送物について「置き配」で受け取りできるようにする、と発表しました。(※冷凍・冷蔵を除く)
そこで、街の人に聞いてみました。 ――「玄関前などに荷物を置く、『置き配』を使っていますか?」 利用している人 「配達される時間に必ず家にいると限らないので、置いてもらう方が楽かな」 利用している人 「子どもが寝てたりするので、チャイム鳴らされたくないので…『置き配』してもらえると助かります」
再配達の必要がなく、コロナ禍をへて「置き配」の需要が増えていますが、なかには―― 利用していない人 「利用したことはないです」 ――置き配しない理由は? 利用していない人 「盗難とか、そういった理由ですかね」 “盗難のおそれ”を心配する声も多く聞かれました。 利用していない人 「道から家の荷物が見えるので、『荷物あるな』っていうのがわかる。とりはしないかなとは思ってるんですけども…」 利用している人 「実際のところ、“とられたらどうしよう”っていう心配もあります」