史上初となるバスケ日本女子の五輪決勝進出に世界も驚き…「決勝戦で激突する米国にとって難しい試合になるかも」
「日本は五輪の男女バスケットボールで一度もメダルを獲得したことがなかったが、それも東京大会で終わった」と、日本史上初の快挙であることを伝え、「序盤は一進一退の攻防が続いたが、試合が進むにつれて日本がリードするようになった。序盤の日本は得意とするシュートが、なかなか決まらなかったが、フランスが与えてくれたチャンスを最大限に活かした」と試合内容をレポートした。 日本の勝因も分析した。 「フランスがバスケットへのドライブを防ぐためにディフェンスプランを変更したが、日本は深い位置からのチャンスを得るようになった。これがフランスにとっての終わりの始まりとなり、日本はスリーポイントシュートを打ち始め、第2Qで27点を挙げ、41-34のリードでハーフタイムを迎えた。フランスは、この試合で2回目となる27点差をつけられた後、意気消沈し日本を脅かすことはできなかった。終わってみれば、日本は22回のトライで11本のスリーポイントを決めた」 8日の決勝戦は、絶対王者の米国。日本の劣勢が予想されるが、NBCの記事は、ジャイアントキリングを起こす可能性があることを指摘している。 「日本は金メダルをかけた試合で劣勢を強いられることになるが、金曜日の朝に見せたようなプレーをすれば、米国にとって予想以上に難しい試合になるのかもしれない」 国際バスケットボール連盟(FIBA)のホームページでも日本女子の快挙を伝え、町田のアシストの五輪記録更新と共にチームをこう称えた。 「日本は控えめなスタートを切ったが、その後、攻撃のスイッチを入れた。町田が状況をコントロールし、日本はインサイドでもアウトサイドでも好きなようにシュートを打ち続けた。このパフォーマンスは、世界中のコーチ、選手、ファンが何度も繰り返し見ることになるだろう。中立的な立場の人にとっても美しいものだった」 2017年から代表チームを率いる米国人のホーバス・ヘッドコーチにも注目が集まっていて米ジョージア州のNBC局系列のイレブン・アライブ局は、母国の代表と対戦するホーバス・ヘッドコーチの経歴についてもふれている。コロラド州出身のホーバス・ヘッドコーチは、ペンシルバニア州立大学卒業後、日本のトヨタ自動車、東芝などでプレーし、その後NBAのアトランタ・ホークスでプレーしている。現在54歳。