クマ対策に約2560万円 県の補正予算案まとまる【長野】
クマによる人身被害の対策などを盛り込んだ県の9月補正予算案がまとまりました。 一般会計で総額111億円余りにのぼります。 ■阿部知事 「ツキノワグマによる人身被害を防ぐため、出没防止対策や出没時の態勢構築支援を強化していく」 県の9月補正予算案は一般会計で総額111億2000万円あまりです。このうちツキノワグマに関する迅速な情報収集や自動追い払いのため、警報付きのセンサーカメラを設置し専門家による現地指導の費用として、およそ2560万円を盛り込みました。 今年度、県内のクマによる人身被害は10件・11人にのぼっています。 県は北信や上伊那などの5つの地域に「ツキノワグマ出没警報」を出して警戒を呼び掛けています。 ■阿部知事 「クマが出てこないような対策、出てきたクマへの対処、引き続きより良いあり方を工夫していかなければいけないと思っている」 また、能登半島地震を受けた「アクションプラン」として、人工衛星を利用した通信機器の整備など7880万円あまりを計上しました。 9月補正予算案は今月26日に開会する県議会で審議されます。