セイコーエプソン 米印刷ソフト企業を845億円で買収【長野】
諏訪市に本社を置くセイコーエプソンが、印刷関連のソフトウェア開発などを手掛けるアメリカの企業をおよそ845億円で買収すると発表しました。 セイコーエプソンが買収するのは、カリフォルニア州に本社を置く「ファイアリー」です。エプソンは出資者の全ての権利を取得し、年内に完全子会社化する方針です。 取得金額はおよそ845億円で、2003年、当時の東証一部上場以降最高額となります。 エプソンによりますと、ファイアリーは印刷プロセスのソフトウェア開発などを手掛け、全世界で200万台以上のシステム導入実績を持ちます。 インクジェット技術のハードウェアに強みを持つエプソンが印刷分野でのマーケットを拡大させる狙いです。 小川恭範社長は「アナログ印刷市場のデジタル化の加速と革新に寄与できると確信しております」などとコメントしています。