JR東海 リニア中央新幹線の松川工区工期遅延を住民説明会で謝罪 住民「ショック…」「不安…」【長野】
JR東海はリニア中央新幹線の松川工区の住民説明会を開き、中央アルプストンネルの工事完了時期がおよそ5年遅れる見通しを明らかにしました。 17日夜、飯田市鼎切石地区の住民向けに説明会が開かれました。JR東海によると中央アルプストンネル松川工区の掘削完了は、2026年3月から2029年秋ごろとおよそ3年半、トンネル工事の完了は2026年9月から2031年夏ごろと、およそ5年遅れる見通しと説明し、謝罪しました。 ■JR東海・杉浦禎信さん 「トンネル工事の遅れによって、みなさまのご期待を裏切る形になり誠に申し訳ございません。この場を借りておわび申し上げます」 想定より地盤が弱い区間が多く、掘削にかかる時間が増えていて、今後も同じような傾向が続く見通しということです。住民説明会にはおよそ15人が参加しました。 ■住民 「工事が長くかかるということでショックでした。実際乗れるか心配してる人もいた」 工事の遅れにより鼎切石地区を通る工事車両の運行期間も5年ほど伸びることになります。 ■住民 「不安もあるし、快く思っている人はいない」 ■JR東海・杉浦禎信さん 「引き続き全力で早期に工事が終わるように努めていく」 県内で工期の遅れが明らかになったのは中央アルプストンネル尾越工区や長野県駅工区などに続いて6カ所目です。