ホームラストマッチを迎えたクロース「あの瞬間にこらえきれなくなった」と涙
今季限りで現役を退くレアル・マドリーのドイツ代表MFトニ・クロースがサンティアゴ・ベルナベウでのラストマッチを迎えた。 【動画】号泣する愛娘を抱き締めるクロース 25日のラ・リーガ第38節でR・マドリーはベティスとホームで対戦。試合開始前には両チームの選手が“花道”を作り、クロースを出迎え、スタジアムに集まったファンからは大きな拍手が贈られた。 スターティングメンバーに名を連ねたクロースは後半42分にピッチを後にする。ピッチ上のR・マドリーの選手が集まってハグをかわし、ファンはスターティングオベーションで称え、カルロ・アンチェロッティ監督も笑顔で迎えた。 気丈に振る舞っていたクロースだが、ベンチには子供たちが待ち構えていた。涙を流す我が子を抱き締めると、クロースも感極まったようだ。 スペイン『アス』によると、クロースは「クラブ、チームメイト、スタジアム、すべての人に感謝したい。忘れられない10年だった。今日の試合は最後だと分かっているから、いつもとは違う気持ちでだった。できるだけ楽しみたかったし、85分間をいつものように楽しんだ。自分はとても強かったと思うよ…子供たちを見るまではね。あの瞬間にこらえきれなくなってしまった」と語っている。 なお、試合は0-0のドロー決着。試合後にはチームメイトから胴上げされるクロースの姿があった。 サンティアゴ・ベルナベウに別れを告げたクロースだが、まだ戦いは残されている。R・マドリーは6月1日に開催されるUEFAチャンピオンズリーグ決勝でドルトムントと激突。この試合がクロースにとって、R・マドリーでのラストマッチとなる。 ■号泣する愛娘を抱き締めるクロース