今年のプロ野球志望者は高校・大学合わせて298人 多様化するドラフト候補の注目ポイントを解説
アマチュア球界の情報化が進み「ドラフト会議」がますます注目される
ドラフト会議自体のコンテンツ力の増加と、アマチュア球界全体の情報化が進んでいると感じます。以前は甲子園のスター選手以外はドラフト直前にならないと情報が分かりませんでしたが、最近は候補選手に関する報道量が圧倒的に増えており、さまざまなところで目にすることができます。 選手自身やチームがSNSなどで情報発信するケースも増えており、伊藤大海(日本ハム)などはその代表的な選手と言えます。また今までならば、アマチュアの試合は甲子園大会や早慶戦のテレビ中継だけだったものが、近年では高校野球の地方大会、大学野球のリーグ戦、社会人野球の都市対抗予選などもネット配信されるケースが増えています。プロ入り前から選手のことを知っておくことで、プロ野球がより楽しくなると感じているファンも多いでしょう。 昨年と今年はコロナの影響で、ファンを招待しての「ドラフト会議」でないのは残念ですが、情報量が増えたことで注目度はさらに高まっていることは間違いありません。アマチュア選手たちの意識も格段に高くなっており、そういう選手が指名されてプロで活躍するケースも増えています。今年も注目選手は多いだけに、10月11日の運命の日を多くの人にぜひ楽しんでもらいたいと思います。