【アンティーク時計市場でも人気】ビギナーが狙うべきミリタリーウオッチとは?
第2次大戦後の1950~60年代モデルは、ダイバーズやクロノグラフなど機能的にも充実した個体が多く、いまでも実用できるものが多い。モデルバリエーションが多いので集める楽しみもひとしおだ。この時期から時計は大量生産されるようになって価格も下がったことから、仕様も徐々に簡略化されていった。また壊れたら修理するのではなく、そのまま捨ててしまうというディスポーザブルウオッチが増えていったのは70年代以降のことだ。 ただでさえ過酷な環境で使われることが多かったミリタリーウオッチは、状態が良いままで残っている個体は少なく、それだけで価値が高い。その辺の見極めがなかなか難しいので、特に初心者には、ミリタリーウオッチの扱いに長けたショップで購入するのをおすすめする。
文◎巽 英俊