白髪と薄毛の原因は違う?男性と女性の薄毛は違う?【発毛専門医が詳しく解説】|美ST
美ST世代と切っても切り離せない、薄毛白髪問題。なぜ薄毛白髪になる?治す方法はある?など基本から、知っているつもりで間違えていた知識を医師が解説!これ以上薄毛白髪を進行させないための解決策を見つけましょう。
「いつの間にか少なく…」「急に増えた…」原因は?対策は?発毛専門医に聞いてみた!
▶︎白髪と薄毛の原因はまったく“違う”! 白髪はメラニンを生成する色素細胞(メラノサイト)の減少により生まれます。一度白髪になった髪は黒髪には戻しにくいので予防が大切。活性酸素によってメラノサイトが破壊されるので、活性酸素を発生させるストレスを溜め込まないように。喫煙も控えましょう。 薄毛は、加齢かホルモンの変化などが原因で起こるFAGA脱毛症が40代では一番多く、薬の副作用や高熱、産後、体重の増減など一気に毛が抜ける休止期脱毛などタイプが様々。休止期脱毛は、原因を取り除けば改善されることが多いです。FAGAはゆっくり進行するので気づきにくいですが、一度発症すると完治することがなく、徐々に薄毛が進行。ミノキシジルという薬を使えば毛量を増やし、維持することは可能に。自分でできるケアとしては、頭皮の紫外線対策と鉄分摂取が大切です。 ▶︎女性の薄毛タイプは男性とは“違う”! 男性の脱毛AGAは、男性ホルモンに反応する頭皮の領域がスポットで決まっているので、一部分に脱毛が集中し、つるつるになります。 一方、女性の脱毛FAGAは、全体的に少しずつ薄くなっていくので、自分では気づきにくいのが特徴。1年から半年の間に、抜け毛が多かったり落ち着いたりを繰り返します。毛根から生えている2~4本の毛のうち1本が残り、びまん性に全体が薄くなります。 ▶︎白髪と薄毛対策は人によって“違う”! 白髪・薄毛といっても原因は様々なので、まずはその白髪・薄毛になりうる原因を取り除きましょう。また、エイジングに負けない健康的な髪のためには、毎日の正しいシャンプーで頭皮を清潔に保つことが大切。 シャンプー前にはぬるま湯で予洗いし、汚れ、皮脂を落としましょう。お湯の温度は熱すぎるのはNG。38℃くらいがベストです。また、紫外線も悪影響なので、外出時には、たとえ秋冬でも、日焼け対策をしっかりとしましょう。