北朝鮮ミサイル発射「少なくとも7発」中谷防衛大臣が報告
北朝鮮は5日朝、複数発の短距離弾道ミサイルを発射した。いずれも日本の排他的経済水域=EEZの外に落下したと推定される。中谷元防衛大臣はミサイルについて「少なくとも7発は最高高度約100キロ程度で約400キロ程度飛翔と推定」と明かし、今回のミサイルがどのようなものかについては「分析中」と述べた。 【映像】「少なくとも7発」ミサイルについて説明する中谷防衛大臣 中谷防衛大臣は発射されたミサイルについて「北朝鮮は本日の7時半から39分にかけて北朝鮮の西岸付近から複数発の短距離弾道ミサイルを北東方向に向けて発射した。落下したのはいずれも朝鮮半島の東岸付近、日本海で、我が国のEEZの外であると推定している。発射された弾道ミサイルのうち、少なくとも7発は最高高度約100キロ程度で約400キロ程度飛翔したものと推定している。政府から付近を航行する航空機や船舶への情報提供を行ったところ、現時点において被害報告等の情報は確認をされていない」と説明した。 石破総理からは「情報収集・分析に全力を挙げ国民に対して迅速的確な情報提供を行うこと、第2に航空機・船舶の安全確認を徹底すること、第3に不測の事態に備えて万全の体制を取る」よう指示があったという。 政府においては「官邸の危機管理センターに設置をしている北朝鮮情勢に関する官邸対策室において関係省庁からの情報を集約するとともに、緊急参集チームを招集し、対応について協議を行う。また、防衛省においては、防衛大臣が総理の指示を受け、米国・韓国等と緊密に連携しつつ、情報収集と分析に全力を挙げる。また、不測の事態の発生に備え、引き続き警戒・監視に万全を尽くす」という。 その上で「これまでの弾道ミサイル等の度重なる発射も含めて、一連の北朝鮮の行動は我が国、そして地域、国際社会の平和と安全を脅かすものだ。また、このような弾道ミサイルの発射は関連する安保理決議に違反をし、国民の安全に関わる重大な問題だ。我が国としては、北朝鮮に対して厳重に抗議をし、強く非難をした。国民の生命・財産を守り抜くために、引き続き米国や韓国等とともに緊密に連携をし、情報の収集・分析・警戒監視に万全を挙げるとともに、今後追加して公表すべき情報を入手した場合には速やかに発表する」と述べた。 今回のミサイルがどのようなものかについては「分析中」だという。 (ABEMA NEWS)
ABEMA TIMES編集部