攻撃爆発のアメリカが初白星でグループA2位浮上! ニュージーランドは大敗で3位後退…【パリ五輪】
パリ・オリンピックのグループA第2節のU-23ニュージーランド代表vsU-23アメリカ代表が27日に行われ、アメリカが1-4で快勝した。 U-23ギニア代表との初戦を2-1で勝利し、今大会白星スタートを飾ったニュージーランド。これに対してアメリカは開催国のU-23フランス代表に0-3の大敗を喫し、いきなり厳しい立場に立たされた。 オセアニアの雄と、2026年北中米ワールドカップの開催国による一戦は、立ち上がりからアメリカが押し込む展開に。 開始直後にトルキンの強烈なミドルシュートでGKにファインセーブを強いると、そのままニュージーランドを攻め立てる。そして、ボックス内でハリエルが相手に足をかけられてPKを獲得すると、キッカーのミハイロビッチが冷静に右隅へ蹴り込み、開始8分の先制点とした。 さらに、畳みかけるアメリカは12分、相手陣内右サイドで得たFKの流れからゴール前で混戦を作ると、ルーズボールに詰めたジマーマンが押し込んで瞬く間にリードを広げた。 何とか早い時間帯に1点を返したいニュージーランドは徐々に押し返すと、22分にはガーベットの強烈なミドルシュートが相手DFにディフレクトしてゴールに向かうが、ここはGKの見事な反射神経に阻まれ、こぼれに詰めたビンドンも押し込むことができない。 すると、以降も効果的なカウンターでゴールへ迫るアメリカは30分、ボックス中央で連続シュートに持ち込んだブシオが3点目を奪って見せた。その3点目のスコアラーは直後に負傷交代するアクシデントに見舞われたが、アメリカが3点リードで試合を折り返した。 迎えた後半、ニュージーランドがハーフタイムの2枚替えで流れを好転させようとしたが、先にゴールをこじ開けたのはアメリカ。 2枚替え直後の58分にうまく左のポケットに侵入した途中出場のヨウがプルバック。これを足元に収めたアーロンソンの左足シュートが若干DFに当たってコースが変わり、ゴール右下隅に決まった。 これで試合の大勢が決すると、アメリカは今後の戦いを睨んでメンバーを入れ替えながら試合をクローズにかかる。これに対して、攻撃的なカードを切ってゴールを目指すニュージーランドは78分、途中出場のランドールがボックス中央で鮮やかな反転シュートを右隅に突き刺し、ようやく1点を返した。 しかし、このゴールが流れを大きく変えることはなく試合はこのままタイムアップ。フランス戦を払しょくする大勝で今大会初勝利を収めたアメリカが、ニュージーランドを抜いて暫定2位に浮上した。 なお、3日後の最終節ではアメリカがギニアと、ニュージーランドがフランスと対戦する。
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