EURO戦うベルギー代表にクルトワが欲しい…… CL決勝でも圧巻プレイにベルギーから嘆き節「説得するまであと4日」
今回のベルギー代表メンバーには入らず
1日に行われたチャンピオンズリーグ決勝でドルトムントを撃破し、再び欧州の頂点に立ったレアル・マドリード。さすがの勝負強さを見せたわけだが、前半はドルトムントのペースと言っていいゲームだった。 何度かドルトムントがカウンターアタックからシュートへ持ち込むシーンがあったのだが、それを弾き返したのがレアルの守護神ティボー・クルトワだ。 今季のクルトワは負傷による離脱が長引き、シーズン終盤に復帰したばかりだった。試合勘の鈍りが気になるところだったが、そんな心配は不要だったようだ。シュートへの反応速度は変わることなく抜群で、まさに白い巨人と呼ぶにふさわしい番人ぶりだった。 この活躍ぶりに反応したのがベルギーの各メディアだ。ベルギー代表はEURO2024に参戦するが、その代表メンバーにクルトワの名前はない。クルトワは代表監督のドメニコ・テデスコと主将の座を巡って衝突した過去があり、関係は思わしくない。それも影響しているのかもしれない。 しかしドルトムント戦での活躍を見ると、クルトワをEUROで見たいとベルギーの人々が考えるのは当然だ。 ベルギーの『La Dernière Heure Les Sports』は「親愛なるテデスコよ、クルトワを説得するまであと4日ある」と取り上げ、『RTBF』は「復帰してからのクルトワはまったくもって完璧だ。5試合に出場して失点0。EURO2024に参戦しないことを後悔する理由としては十分だ」とパフォーマンスを称賛する。 やはり今でも世界屈指のGKであることに変わりはなく、クルトワの不在がベルギー代表にもたらす影響はかなり大きいと予想される。今のベルギーは最終ラインのピースが不足気味なだけに、なおさらスーパーセーブでチームを救ってくれるクルトワがいないのは問題となるだろう。
構成/ザ・ワールド編集部