プールでも熱中症になる!?子どもは特にかかりやすい「熱中症」の初期症状や暑さ対策のポイントを紹介
暑さが厳しくなり、プールに入る機会が多くなってきました。プールはひんやりとしていて気持ちが良いですが、熱中症のリスクがあることをご存知でしょうか?また、子どもやペットは、大人よりも熱中症になる可能性が高いとのこと。そこで今回は、“プールに潜む熱中症の危険性”“子どもとペットの熱中症”について解説。熱中症対策もご紹介します! 【動画】実はお風呂は熱中症対策に効果的!オススメは40度のお風呂に15分間入浴!?【0分8秒~】
水泳中がキケン!なぜプールで熱中症になる?
スポーツ庁によると、2013~2017年度の5年間で、小中学校のプールでの熱中症の発生件数は179件。意外にも「プールサイド」より「水泳中」に起こる方が多く、一番多い「水泳中」の発生件数は、全体の半数以上を占めています。 他にも、活動終了後や更衣室で熱中症になることもあるため、暑さをしのぐはずのプールでも十分注意しなければなりません。
では、なぜプールで熱中症になるのでしょうか。それは、泳ぐと体温が上がり、水中でも大量の汗をかくため。水温の上昇にともなって発汗量も多くなりますが、水中だと気づきにくいそう。 また、口の中が水で濡れるため、喉の渇きを感じにくいことも原因のひとつ。軽い脱水症状の時にも喉の渇きは感じにくいため、注意が必要です。 さらに学校などのプールサイドは、コンクリートのところが多く、日よけできる場所があまりありません。水着は露出が多く、熱や日差しを遮ることができないので、気温が上昇する炎天下では熱中症リスクが高まります。
プールでの熱中症対策は“冷やす”ことが重要!
運動中の水分補給は、深部体温が高まっている状態なので、冷たい飲み物を飲んで体温を下げるのが効果的。また、喉の渇きを感じにくいことを考慮して、水分は“多め”に摂ることも意識しましょう。 さらに、水泳中でも頭部は体に比べて水に浸からないことが多いため、潜るなどして直射日光で熱くなった頭部を定期的に冷やすことも重要です。 風通しの良い日陰で、こまめに休憩するのもポイント!体温が上がり過ぎないよう、風に当たるなど意識的に体を冷やすことを心がけましょう。