プールでも熱中症になる!?子どもは特にかかりやすい「熱中症」の初期症状や暑さ対策のポイントを紹介
大人よりも“3~4℃”高い!子どもが感じる照り返し
子どもは、大人と比べて発汗能力や腎臓の働きが未発達。深部体温が上がりやすいため、熱中症のリスクが高くなります。 また、子どもは照り返しのある地面に近いため、大人よりも厳しい暑さにさらされています。 普段、天気予報などで伝えている気温は、大体地上から約1m50cmの高さで測っていますが、地表からの距離が近い子どもは、地面からの照り返しの影響で、大人が感じるより3~4℃ほど高く暑さを感じています。気付いたら、子どもがすごく汗をかいているという経験がある方もいるのでは? 環境省の「熱中症環境保健マニュアル」によると、高さ1m50cmの温度が32℃だった場合、子どもの顔付近の高さ(50cm)では35℃、さらに低いペットでは36℃になるのだとか!
子どもの熱中症の初期症状は?ポイントは“観察と服装選び”
小さな子どもは自分で暑さ調整ができないので、より注意が必要です。そばにいる保護者が注意するポイントは主に2つ! (1)顔色や汗のかき方を観察:顔が赤かったり、ひどく汗をかいたりした場合は、涼しい場所で十分な休息を取る。子どもの「疲れた、眠い」という言葉は熱中症のサインかも。 (2)服装を選ぶ:熱のこもらない生地や薄い色、ゆったりした服を選ぶ。直射日光を遮る帽子をかぶらせる。帽子は時々取って、汗の蒸発を促す。 室内で遊ぶばかりなのは良くありません。適度に外遊びをして、暑さに慣れることも重要です! 本格的な暑さに備え、運動時はもちろん、日常生活でも熱中症に気を付けながら夏を乗り切りましょう!