【阪神】18、19年に在籍したナバーロ氏が来季の駐米スカウトに 中南米の野球界にもパイプ
阪神が18、19年に在籍したエフレン・ナバーロ氏(38)と来季の駐米スカウトとして契約を結ぶことが1日、分かった。新外国人調査の助っ人を“補強”し、現役時代に同僚だった藤川新監督の後方支援を託す。 ナバーロ氏は米大リーグ・エンゼルスなどを経て、18年途中に加入。左の中距離打者で初年度は66試合で打率2割7分6厘、3本塁打、25打点の成績を残し、19年までタテジマに袖を通した。20年以降はメキシカン・リーグに舞台を移して、昨季までプレー。メキシコ代表で13、17年のWBCや21年の東京五輪に出場し、国際舞台の経験も豊富だ。 球団は今オフに新外国人3選手を獲得する方針だが、野手の当たり補強は年々難しくなり、大きな課題となっている。その点、ナバーロ氏は性格が明るくナインから慕われた人格者。中南米の野球界にもパイプを持ち、今後に向けて、うってつけの存在といえる。来春の沖縄キャンプには来訪する見通しで、新戦力のサポート役も担う。 ◆エフレン・ナバーロ(Efren Navarro)1986年5月14日、米カリフォルニア州出身。38歳。07年のドラフト50巡目(全体1450位)でエンゼルスに入団し、11年にメジャー初昇格。メジャー通算157試合、打率2割4分1厘、3本塁打、22打点。18年6月に阪神に入団し、19年限りで退団。一塁と外野を守り、阪神では内野手登録。NPB通算81試合、打率2割6分4厘、3本塁打、27打点。左投左打。
報知新聞社