元中日の伊藤康祐、軟式野球で公式戦2本目となる3ラン 元巨人投手・山本一輝との新戦力コンビで勝利貢献 昨春・フタバ産業入社
軟式野球の中日スポーツ杯争奪第66回愛知県新春選抜リーグ戦(中日スポーツ共催)は8日、パロマ瑞穂野球場で開幕して3試合が行われ、フタバ産業が8―1で大森石油に大勝した。元中日の伊藤康祐外野手(24)が3ランを放ち、元巨人の山本一輝投手(26)が6イニング1失点と元プロの新戦力コンビが白星発進に貢献。豊田鉄工は7―0で東郷製作所を、ニデックは7―0で菊水化学工業を、それぞれ破った。 フタバ産業は5回2死一、二塁で、伊藤が2ストライク後の3球目を左翼席へ打ち込んだ。昨春にフタバ産業に加入後、公式戦では2本目のアーチ。「追い込まれたのでコンパクトに振った。入ったのはたまたまですよ」と謙遜する。 愛知県蒲郡市出身。愛知・中京大中京高からドラフト5位で2018年に中日へ入団。23年のオフに戦力外通告を受けた。大きな期待を集めたが、軟式野球に慣れるのに手間取った。
「硬式のように振るとボールがつぶれてポップフライになりやすい。当てるポイントが難しいです」と今も模索が続くものの、浮上のきっかけとしたいところだ。 小学生時代は岡崎葵ボーイズの遊撃手兼投手として5年生の春、6年生の夏と春の3季連続で全国優勝の主力として頑張ってきた。中日を退団した後は「ずっと愛知県で野球をしてきたので、これからも地元でやれたらいいな」と笑顔で話した。
中日スポーツ