課題を正しく学び、楽しく伝える。#FRaUサステナ部員の「エシカル・コンシェルジュ」への道
受講生たちの「暮らしのアクション」「リアルな課題」
4、5人のグループに分かれたブレイクアウトタイムでは、2つのテーマについて、それぞれの意見を語る時間に。その内容の一部をご紹介します。 テーマ1 「暮らしの中で興味を持って取り組んでいること。難しいと感じている課題」 【取り組んでいること】 ・社会の課題とどう繋がっていけばいいのか、また人に伝える際の「伝えかた」に関心あり、自分なりに向き合っている。 ・環境問題に関心のある中高生たちが繋がれる場所をつくりたいので、ニーズをヒアリングしている。 ・食事をする際、食材のありがたみや生産者への感謝の気持ちが強まった。 ・これまでより丁寧に消費行動をとるように心がけている。 ・鎌倉でビーチクリーンをしている。神奈川美化財団は、掃除道具のレンタル、専用ごみ袋の提供だけでなく回収までしてくれる。 ・買い物をするとき、本当に必要かどうか。中古も視野に入れるようになった。 ・自分の活動をSNSで発信することで、人とつながることができた、輪が広がった。 【課題に感じていること】 ・人に伝えるときにイライラするのは、意欲が高い証拠。 ・伝えること、ネットワークづくりが難しい。気軽に話し合える場が欲しい。 ・オーガニックコットンが好きなので欲しいが、単価が高くて手が出せない。 ・10年ほど平飼いたまごを販売しているが、需要が高まらない。 ・電力会社を再生可能エネルギーにしたら停電しやすい、電気代が高くなるなど、誤った解釈をしている人がいる。 ・意識の高い人という印象を与えずして、興味関心のない人にどう伝えるか。 ・自宅に庭がないのでコンポストの土の活用に困っている。 テーマ2 「講座の学びを経て、今後やってみたいことを教えてください」 ・肉食を減らしていきたい。 ・エシカルに関連する店を選ぶようにしたい。 ・もっと人を巻き込んで、広げて、声をかけていく。 ・子どもへのゴミ分別活動を行っていきたい。 ・現場に足を運ぶ、目で見て体験する。 ・小規模でいいので、環境にまつわるセミナーを開催したい。 ・地元の市議会議員のかたにアイデアや要望を伝えたい。 ・ヴィーガンが社会に与えるプラスの要素を伝えていきたい。 同じゴールを目指し、日々奮闘する仲間同士。これまで心に抱えていた素直な思いが溢れ、時間が足りなかった様子でした。 最後は、「行動しているのに周りに伝わらない、社会は変わってくれないなどと、“できないこと”にフォーカスするのではなく、“できていること”に感謝の気持ちを持つことが大事だと思います。画面越しとはいえ、少なくともここにいる人たちはみんなお互いの行動に感謝し、支え合う仲間であることを忘れないでほしい」という受講生の心強いメッセージで締めくくりました。 次回は、すべてのプログラムを終え、「エシカル・コンシェルジュ講座」修了証を手にした受講生らのオフライン交流会の様子をお届けする予定です。お楽しみに! 取材・文/大森奈奈
FRaU編集部