秋競馬も的確な予想で的中を目指す北野日奈子（撮影・足立雅史）

＜きいちゃんのG1推し＞ 　勝って！　秋の中距離NO・1を決める天皇賞・秋（G1、芝2000メートル）が明日27日、東京競馬場で発走する。G1馬6頭の豪華メンバー。「きいちゃんのG1推し」元乃木坂46の女優北野日奈子（28）はドウデュース（牡5、友道）で勝負する。主戦の武豊騎手（55）は昨年のレース当日に負傷して乗り替わり。1年前の無念を晴らすと信じた。北野は宝塚記念でも◎を打ち、秋華賞不的中のリベンジもG1・3勝馬に託す。 　　　　　◇　　　　◇　　　　◇　 　みなさんこんにちは！　北野日奈子です。いよいよ天皇賞・秋が始まりますね。昨年ウインズ後楽園に行って馬券を買おうとしたところ、武豊ジョッキーの乗り替わりが発表されウインズの中が驚きの「えー！」の声で響いていたことを思い出します。今年もここまで来るのに、それぞれの陣営にいろいろなことがあったと思います。この2週間のG1は3歳馬で盛り上がっていましたが、ここからは古馬も負けじと素晴らしい競馬を見せてくれることでしょう！　それでは予想を始めます。 　私の◎はドウデュースです。前走の宝塚記念6着から4カ月間隔が空き今回が秋初戦。休養明けは成績を残しにくい同馬ではありますが、昨年と違うローテーション。6月に1戦走っているので、そこまで間隔は空いていないと感じます。宝塚記念は完全に向かない展開で、雨なのか重馬場なのか、海外帰り初戦だったからなのかは分かりませんが唯一馬場の悪い内側を走って上がりはメンバー3位。やはり強いと言えます！ 　今回、有力馬の1頭であるリバティアイランドに勝てる要素がドウデュースにはあります！　昨年のジャパンCでは4着に敗れたものの2着のリバティとは0秒2差。その時のリバティの重量が54キロ。今回は4歳馬で56キロ。2キロ増えるのと海外帰りで7カ月ぶりのレースになる3冠牝馬を負かすことができるのは、ドウデュースなのではないかと思います。 　1週前の17日に行われた栗東Cウッドでの調教が、動画からも伝わる迫力と強さ。その脚で昨年は悔しい思いをした武豊ジョッキーとドウデュースが無事に走り抜き、圧倒的な強さで1着を取って欲しいです！　それに私の宝塚記念の本命馬でした！　今回も◎で応援しますよ！　全人馬が無事にゴールできますように。それではまた次の予想でお会いしましょう。 　◆23年天皇賞・秋の武豊騎手の乗り替わり　 　10月29日、東京5Rの2歳新馬戦に騎乗。レース終了後、検量室前で脱鞍の際に騎乗馬が暴れて右足を蹴られた。アイシングをして様子を見ていたが腫れが引かず痛みも増したため、天皇賞・秋を含む9R以降3鞍の騎乗を取りやめた。ドウデュースは急きょ戸崎騎手に乗り替わり、2番人気で7着に終わった。 　◆武豊騎手の天皇賞・秋制覇　初騎乗だった89年に2番人気スーパークリークで優勝。97年エアグルーヴは秋盾が2000メートルとなってから初の牝馬V。99年は京都大賞典7着後で4番人気まで評価を落としていたスペシャルウィークで豪快に差し切った。07年メイショウサムソン、08年ウオッカで連覇。17年はキタサンブラックで不良馬場の激戦を制した。6勝は現役ジョッキー最多。7勝目を挙げると保田隆芳元騎手と並び歴代最多タイ記録となる。 　◆北野日奈子（きたの・ひなこ）1996年（平8）7月17日、北海道小樽市生まれ、千葉県育ち。13年3月、乃木坂46の2期生オーディションに合格。翌14年4月発売の8枚目シングル「気づいたら片想い」で初選抜入り。愛称「きいちゃん」。22年4月の卒業後は女優として活動。「少年のアビス」「警視庁考察一課」などのドラマや「蒲田行進曲完結編　銀ちゃんが逝く」「ダリとガラ」などの舞台に出演した。推し馬はオルフェーヴル。158センチ。血液型O。 　※次回の予想はジャパンC。秋華賞、天皇賞・秋の後はジャパンC、チャンピオンズC、有馬記念の順で3レースを予定。