上戸彩 超多忙な3児の育児、すきま時間に自分のためにすることは
3人の育児に追われる毎日を過ごしながらも、ますます輝きを増す上戸彩さん。自分のための時間を作るのが難しい中、どのようにリフレッシュし、気持ちを高めているのか。出産を経て変化した仕事への思いや、新たな気持ちで挑んだ最新作についても尋ねました。「日経ヘルス2024春号」のインタビューからお届けします。 ●仕事で外の空気を吸うことで、気持ちが救われることも 昨年6月に第三子を出産した上戸彩さん。「何度経験しても、命の誕生は素晴らしい奇跡」と喜びを味わいつつ、同時に体力の低下も実感しているという。 「出産直後は明日から働けそう! と思うくらいテンションが高かったけれど、やっぱり寝不足が体に響く年齢になってきて。合間に整体や鍼治療に行ったり、姿勢を整えるエクササイズをして乗り切っています」 ときに育児や家事でキャパオーバーになりつつも、「仕事で外の空気を吸って、人と話すことで救われる」と話す。 「仕事をやめて、毎日子どもに行ってらっしゃいとおかえりを言える母親になりたいと思っていましたが、今は仕事ができることを感謝しています。最近は私が仕事でメイクをして帰ると、子どもも喜んでくれます」。 ●出会えた役に思い切って全力で飛び込みたい 限られた時間の中でも、新しい作品に挑戦したい。そんな思いで臨んだのが、『沈黙の艦隊シーズン1 ~東京湾大海戦~』。日本初の原子力潜水艦が独立国家を名乗り、海上自衛隊や米軍と攻防を繰り広げる壮大なドラマで、上戸さんは報道キャスターの市谷裕美役を演じている。 「市谷は原作コミックにはないオリジナルキャラクターで、30年前の作品を現代に伝えるための重要な役。個人的には、もっとキャスターとしての重みを出したかったと反省しています」 近年は等身大で演じられる母親役が多く、凜とした働く女性を演じるのは久しぶりという。「私自身も、そろそろ普段の自分とギャップのある役を演じたいと思っていたので嬉しかったです」。 「今は『子どもが自慢のお母さんだと思える作品に出たい』という思いもあれば、『自分は女優なんだから、どんな役でも演じられなきゃ』という気持ちもあります。こればかりは運ですが、いい役と出会えたときは、思い切って全力で飛び込みたいです」