夫の年収は「500万円」で家計が厳しいけど、ワンオペで「家事・育児」をこなしているので共働きは難しい! 夫に理解してもらうにはどうすればいい?
妻の言い分。夫の「働いてほしい」にどう対応すれば?
配偶者に「働いてほしい」と言う前に目を向けてほしいのは、専業主婦(夫)が担っている負担についてです。家に幼い子どもがいる場合、家事・育児に追われ、朝から晩まで気の休まる時間はないでしょう。 本ケースの夫は仕事が忙しく、家事・育児にどうしても参加できないのは致し方ないかもしれませんが、妻としては「その分を自分が担っている」という言い分があるでしょう。その事実を忘れてはいけません。 共働きを成立させるためには、夫婦での家事・育児の分担が必要不可欠です。配偶者へ働いてほしいと伝える際には、家事・育児の分担の提案とセットで行うべきでしょう。 「働いてほしい」と言う夫に対しては、自分は働きたくないわけではないこと、家事・育児を分担してくれるのであれば働きたいことを夫と話し合うしかありません。それでも理解を得られない場合には、連休などを利用して、夫に妻の普段の一日の仕事を丸々任せてみると、その大変さが伝わりやすいかもしれません。
まとめ
夫婦共働きが多数派となっている現代。中には「専業主婦(夫)をしている人は楽をしている」という見方の人もいるかもしれませんが、それは妥当でないと言えるでしょう。「働かない」のではなく、家事や育児、介護などで「働けない」というケースも多いのです。 夫に理解してもらう上手い返事を考える前に、まずはお互いの負担について話し合う機会を設けるのが先決なのではないでしょうか。お互い思いやりの心も忘れずに。 出典 厚生労働省 令和3年版厚生労働白書 図表1-1-3共働き等世帯数の年次推移 全国健康保険協会 令和6年3月分(4月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表(東京都) 国税庁 給与所得の源泉徴収税額表(令和6年分) 東京都主税局 個人住民税 総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)2023年(令和5年)平均結果の概要 執筆者:佐々木咲 2級FP技能士
ファイナンシャルフィールド編集部