【新車】2025年新型トライアンフスピードツイン1200によりスポーティな「RS」が新登場! 下手なスーバースポーツは道をあける?
イメージを踏襲しつつ、ボディパーツのほとんどを変更
スピードツインの新しいボディデザインの中で1番最初に目につくのは、これまでの丸みを帯びた形状に比べて直線基調のデザインとなったサイドカバーだろう。タンクの形状もイメージを保ちつつシャープな形状に変更されており、このタンクとサイドカバーに合わせてシートのデザインも変更されている。 前後のフェンダーやヘッドライトベゼルにアルミ素材を使うことで各部の質感をアップし、灯火類はlEDを使用してデザインにモダンさを加えている。ヘッドライトはボトムマウント化されたことで先代とフロントフェイスのイメージも大きく変わり、RSのシートはステッチのディテールが際立つスポーティでスタイリッシュな起毛仕上げになるなどデザイン部分での進化も見逃せない。
パワーユニット、そして足周りの充実とRSの存在
パワーユニットは先にも触れたように最高出力を105PS/7750rpmへと引き上げ、最大トルクは112N・mと変わりないが、発生回転数が4250rpmと下げられている。エンジンのスペックについてはスタンダードとRSで差は無いが、RSにはスタンダードの「ロード」と「レイン」のモードに加えて、スロットル応答をシャープにし、トラクションコントロール設定を最適化するスポーツライディングモードが追加されてパワフルでダイナミックな感覚がさらに高められている。また、アップ・ダウン共に機能するクイックシフターである「トライアンフ・シフトアシスト」も装備され、より高いレベルでのスポーツライディングが可能になっている。 足周りはスタンダードがマルゾッキ製の倒立フロントフォークとピギーバックタイプのリアショックユニットを採用し、ダイナミックかつバランスの良いハンドリングを産んでいる。RSにはフルアジャスタブルタイプのマルゾッキ製の倒立フロントフォークと、オーリンズ製のフルアジャスタブルタイプショックユニットが奢られる。 新しいデザインの鍛造ホイールのサイズは前後17インチで、タイヤはスタンダードがメッツラーのSportec M9RR、RSはRacetec M9RRを履く。ブレーキはコーナリングABS付きで、スタンダードはフロントにトライアンフブランドの4ポットキャリパーを装備するのに対して、RSはブレンボのStylema4ポットキャリパーを装着している。