18歳年上の女性と結婚したフランス男性の本音「彼女のお陰で同年代の友人より豊かな経験を積める」
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「付き合い始めた頃は年齢差を感じましたが、今は感じません。彼が年下で良かった、と思うのは、デジタル系が得意なこと。独学で店のサイトの立ち上げ、デジタルカメラでの商品撮影、ネット通販の開設に加え、ラジオ番組の立ち上げ、店で流す映像の撮影や編集なども手がけています。私はその分野がまったくわからないので助かっています。彼はセンスが良く仕事をこなす能力も高い。他の人にオーダーをすると何度も修正をしなくてはいけませんが、彼なら安心して任せられます。年下のパートナーと一緒になった利点はたくさんありますよ」(シルヴィさん) 彼女はパートナーであると同時に親友、同僚、そして支援者だとアマナイさん。「年上の女性と一緒になった長所は、人生経験が豊富で知性があり、生活でも仕事でも、僕を助けてくれる点。彼女が言うことは正しいと思えます。様々な企画を構築してきた彼女は素晴らしい人。自分には彼女が必要ですし彼女のいない人生は考えられません。今は同じ目的を持って多くのプロジェクトを進めていますが、彼女は有言実行の人で先延ばしをしない。同年代の友人を見ると、やりたいことはあるけどそのうち、とすぐに取り掛からない人が多いように感じます。彼女のお陰で、僕は同年代の友人より豊かな経験を積むことができました」
PROFILE
シルヴィ・シャティニエ/Sylvie Chateigner フランス生まれ。1994年、パリ近郊にヴィンテージショップ『THANX GOD I’M A V.I.P.』を開店。同名のパーティオーガナイザーとして著名に。『Maison Chateigner』のデザイナーでもある。 アマナイ・ナス/Amnaye Nhas モロッコ生まれ。1999年、17歳でパリに留学。DJ活動をしている際にシルヴィと出会い、2009年に結婚。2008年にはパリ10区に新店舗を共に立ち上げる。
『クウネル』2024年9月号掲載 写真/篠 あゆみ、取材・文/木戸美由紀、編集/吾妻枝里子
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