後ろ姿って気にならない? デザインに時代が追いつかなかった…[見返り美人]なクルマたち
■プリウス(先代)「先進のハイブリッド車は後ろ姿も最先端なのか」
世界初の量産ハイブリッドカーとして1997年にデビューしたプリウス。どの世代でも、前衛的なデザインで時代をリードしてきたが、4代目でもその方向性は不変だった。 全体的なフォルムは、プリウス伝統のトライアングルシルエットを継承しつつ、ハイブリッドカーとしての先進性を強調。 フロントはトヨタ独自のキーンルックを取り入れつつ、さまざまな面を組み合わせることで、ダイナミックで動きのある特徴的なマスクを生み出している。 リアもフロントに負けじと個性的だ。縦型のテールランプはブーメランのような形状で、スポイラーからバンパーサイド下端に流れる動きを点灯時に表現したという。 これまでも縦型のテールランプは存在したが、乗用車でここまで大きいものは珍しい。しかも、点灯した際の奇抜さは唯一無二。LEDが普及したからこそ可能になったデザインだろう。